この記事では
- 今後の為替について
勝手に想像して勝手に書いていく!
っていう記事です!よろしくお願いします!
為替の行く末
今の為替は金利の影響が大
これはもう知っている人も多いと思います。
金利の高い国の通貨の価値は上がりやすく、金利の低い国の通貨の価値は下がりやすいです。
そりゃあ金利の高い国にお金を預けておけば増えますからね。
預貯金ってお金を預けているっていう感覚ですが、実際には銀行にお金を貸している状態です。
だから金利の高い国にお金を貸しておけばお得!ってことです。
その結果、金利の高い国の通貨の需要が高まってその通貨の価値は上がるわけですね。
金利の低い国ではその逆のことが起こります。
FRBと日銀
ということで、現在金利はどうなっているのか?
- 金利を上げるのは金融引き締め
- 金利を下げるのは金融緩和
の効果があるわけですが日本と米国の動きはどうなっているのでしょうか。
米国FRB
米国では利下げ方向に動いています。
ただ思っていたよりも景気が堅調ということでかなりスローペースな利下げ予想になっています。
インフレは収まってきていると考えられていますが、それでもFRBが利下げが簡単に進められないのは理由があります。
それはトランプ大統領の政策です。
- 関税の強化
- 不法移民の強制送還
- トランプ減税の延長
これらはインフレを進める可能性が高い政策になっています。
まず関税の強化は輸入品に対する税金を高くするということですが、その結果輸入品の価格を釣り上げることになります。
そして不法移民の強制送還です。
これは不法移民であっても安い労働力として扱われていたわけですが、その労働力を失うことになります。
その結果、人手不足に陥る可能性があり、賃金の上昇圧力がかかります。
人件費の上昇によるインフレ圧力になりますね。
最後にトランプ減税は、個人消費の後押しをすることで物やサービスの需要が高まり、これもインフレ圧力がかかります。
これらの政策を想定するとFRBは大胆な利下げに踏み切ることが難しくなっています。
その結果、金利が高止まりしてドル高が維持されているということですね。
日本銀行
日銀はFRBとは逆で利上げを進めようとしています。
今の日本は金利がかなり低い状態で長い間推移しているので、金融引き締めというよりはある程度適正なところまで持っていこうという動きに見えます。
為替の影響とはいえ、物価も上がっています。
また、利上げを進めるのはそれなりの賃上げが期待できるから。ということもあるようです。
賃上げができるということは企業が稼いでいるということに他ならないのですが、これは円安という状況もあって稼げている状態でもあります。
利上げをすると為替は円高方向に動くことが予想できますが、行き過ぎるとまた企業業績は悪くなることが考えられます。
なので、かなり慎重に利上げを進めていくはずです。
また、日本は増税が多く個人消費が抑え込まれています。
賃金の上昇とは言っても実質賃金は上がっていません。
つまり一般的には景気が良いとは言えない状態です。
なので、利上げをすると言ってもそれほど高い水準まで上げることはなく、スローペースでの利上げと考えられます。
為替の行く末
シンプルに現状では上の通り、
- 米国は利下げ
- 日本は利上げ
に動くと考えられます。
つまり、動きとしては今後は円安にはなりづらいと考えられます。
今までも円高になると言われながら円安が進んでいましたが、今後はその可能性はだんだん小さくなっています。
なぜなら、米国の利下げのペースも日本の利上げのペースも非常にスローペースであると予想されているからです。
これまでは特に米国の利下げのペースがかなり早いペースで進められると予想されていました。
その予想が外れて、『利下げはスローペースだ』と予想が変わったことでドル高・円安が進みました。
ですが、今ではこれ以上利下げのペースが遅くなるとしても限度があります。
なので今後の為替はドル高・円安には動きづらいと考えられますね。
まとめ
- 為替は金利の影響が大きい
- 米国は利下げ、日本は利上げの動き
- トランプの政策・経済が堅調であることによって米国利下げペースはかなりスローペースであると考えられる
- 日本の景気の弱さからあまり利上げのぺースは早めることはできないと考えられる
- 米国・日本共に金利の方向性を変更する可能性が低いこと、今後の利下げ・利上げペースが緩やかだと予想されていることからドル高・円安に進むことは考えにくいと判断できる
というわけで、今後はドル安・円高です!
と言ってもほとんどの人がそう思っていると思います。
しかし、まず忘れるべきではないのは為替は読めないということです。
結局わからへんのかい!と思いますよね。そうです。わかりません笑
今は金利が大きな影響を与えていますが、戦争や政策でもかなり変化します。
トランプ大統領の政策でFRBが利上げに動くなんていう可能性も否定できません。
どちらにせよ為替にしても株にしてももし未来予測できるなら、その動く方向にレバレッジを全開でかけて短期間でみんな大金持ちになっているはずです。
それをしないということは本当はわからない。と言っているのと同じです。
なので、予想を当てている人も運が良かっただけだと僕は思っています。
おまけ
とはいえ、これでは面白くないので最後に少しだけドル円に関して考えてみます。
エンタメだと思って読んでください!
前回の記事で書いたように米国は中立金利として2027年に3%を目指しています。
日本もそれまでに1%程度と言われています。
つまり日米の金利差は2%で落ち着くであろうと考えられているのが現状です。
なので、今ほど金利について騒がれていなかった時期であり、金利差が2%前後だった時期の為替を見てみましょう。
できるだけ近い時期で言うとコロナ禍前あたりの2018年〜2020年の頭までがそれに近いように思います。
その時、1ドル110円前後でした。
なのでそのくらいまで円安が進む可能性は大いにあります。
ですが本当にその時と同じ水準まで円高が進むのか?というとそうはならないと思います。
個人的にわりと大きな理由になり得るのは新NISAです。
新NISAでは海外の株式が特に人気です。S&P500とか全世界株式(オルカン)ですね。
毎月毎月円が外貨に変わって出ていくことになります。
新NISAは長期投資が前提の制度です。
始まったばかりの新NISAは基本的にはまだまだ日本円に戻ることのない資産です。
その結果、過去と比べると長期的には円安圧力が強くなると考えられます。
というわけで
- ドル円は最大で110円程度に進む可能性あり。
- 個人的には130円台まで下がる時があって、そこからは引き続き緩やかな円安傾向が続く
と考えています。
でも実際は2027年までいろんなことが起こるはずなのでこの通りに行くことはないと思います。
あくまでこんなパターンもあるよな。。という程度で捉えてくださいね。
ということで、為替なんて気にせず今と将来の生活を少しでも豊かにするために一緒にコツコツと資産形成頑張っていきましょう!