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【神様】なぜバフェットは債券を買うのか?

moomoo証券

最近はバフェットが株売ってるね。

債券投資家に!っていうニュースも出ているね。

なぜバフェットはそんな動きをしているのか?僕の考えを紹介するね!

この記事では

  • 投資の神様バフェットが債券投資家になった理由

について僕の考えを紹介したいと思います。

米国の割高感

これは以前の記事でも紹介した通り、米国株には割高感があります。

まだ読んでいない方は是非見てみてください。

リンクは下に貼っておきます。

PER、シラーPER、バフェット指数などいろんな視点から米国の割高感を見てきました。

実際に割高感がありました。

ただ、だからと言ってバフェットは暴落を予測しているとは限りません。

暴落が来るというよりも株で利益を出すことが難しくなっているという状況なのではないかなと思います。

その理由の一つに益利回りという考え方があります。

米国株式の益利回り

益利回りとは一体何のこと?という人のために簡単に説明。

益利回りは下の計算式で出すことができます。

益利回り(%)=EPS(1株利益)÷株価×100

PERの逆数になります。

これが何を示しているのかというと、その株は株価に対して何%の利益を出すか?

という企業の収益力を示すものです。

PERとは逆で高ければ割安、低ければ割高ということになります。

株価に対しての利益なので非常に投資家目線の指標になりますね。

では、S&P500の益利回りとこの益利回りにをどう見るか?について見ていきましょう。

S&P500の益利回り

現時点ではS&P500の益利回りは4.24%程度です。(2024/12/31時点)

S&P500を1株換算してその1株は株価に対して4.24%利益を出してくれる。

という状況なわけですね。

株価の変動で益利回りも変動しますが、だいたいこのくらいだというふうに思っておいてください。

S&P500の利益は少なすぎる

現在S&P500が出すと考えらる利益が少なすぎるということが益利回りから読み取ることができます。

というのも、現在米国10年債利回りは4.5%程度の金利で推移しています。

  • S&P500の益利回りが4.2%程度
  • 米国10年債の利回りは4.5%程度

つまり、現時点では債券の方が利益を出すことができると期待されいるわけです。

バフェットが債券を購入している理由もそういう点があるのではないかと考えられます。

また、ご存知の通り株式投資は債券投資よりもリスクが高いことで知られています。

高いリスクを取って低い期待利回りを取るということは到底合理的ではないと考えることができます。

こうした点でも債券が選ばれることが増えてきています。

上がらないと決まったわけではない

益利回りが低いからといって上がらないと決まったわけではありません。

実際に多くのストラテジストは強気で2025年はまだまだ上がると予想しています。(予想が当たるとは限りませんが)

当然予想よりも利益が上がれば益利回りも上がります。

結局今はEPS予想から見てもPERからも見ても割高感があるというのは事実ですが、それが株価を上げないということにはなりません。

株価はさまざまな情報を織り込みます。

それが指数であればなおさら一個人では把握しきれないほどの情報を瞬時に織り込みます。

なので未来は誰にもわかりませんし、何かが起これば急落したり急上昇したりすることもあります。

今回は益利回りという視点で見ると割高であるということだけです。

シラーPERやバフェット指数、PERなどと同じ一つの視点です。

大切なのはこうした指標を見た上でも市場から脱落しないようにリスク管理をしっかりしておくということです。

リスク管理のためにバフェットのように債券を買うというのも一つの手段ですね。

まとめ

バフェットが債券を買う理由
  • 益利回りという指標について
  • 益利回り=EPS÷株価
  • 益利回りはその株がどのくらい利益を出すか?を示した指標
  • 益利回りが高いと株価が割安、低いと株価が割高を示す
  • S&P500の益利回りは2024年末時点では低い(割高を示す)
  • S&P500の益利回りより債券の利回りの方が高くなっていることからバフェットは株よりも債券を選好している(かもしれない)

というわけで今回はバフェットが債券を買っている理由について紹介しました。

本当にこの理由かどうかはわかりませんけどね笑

バフェットは債券を購入していますが、株式を全て売却しているわけではありません。

株式市場にはしっかりと残っています。

バフェットが暴落を予測できるのであればもっと売却しているはずですよね。

しかしそれをしないということはバフェットにも暴落を予測することができないということです。

予測できないが故に暴落が来てもいいように常にリスク管理はしっかりしているはずです。

なので、暴落を予想してポートフォリオを調整しているというよりも、利益をより出すことができるような、損をしないようなポートフォリオに調整をしているという感じがしますね。

バフェットは割高感をいち早く察知して柔軟に戦略を変えていくというところがさすが超一流のバリュー投資家だと思いましね!

というわけでみなさんもリスク管理をしっかり行いながら、今と将来の生活を少しでも豊かにするために一緒にコツコツと資産形成を頑張っていきましょう!

ではまた!

ABOUT ME
お金のないサラリーマン投資家|けい
・投資信託、個別株、仮想通貨を中心に投資中。 ・30歳で資産1000万円 ・主に米国経済についてとことん勉強中 給与と投資による利益で将来の不安の解消と生活の負担の軽減を。あわよくばサイドFIREを目指して奮闘中。
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