この記事では
- 楽天から出る超期待の高配当投資信託
について解説していきたいと思います!
それではやっていきましょう!
楽天・高配当株式・米国ファンド(四半期決算型)
どんな投資信託?
シュワブ米国高配当株ETF(SCHD)に投資をする投資信託です。
シュワブとはチャールズ・シュワブというアメリカの証券会社のことです。
そのシュワブが運用するETFです。
- 設定日は2024年9月18日(当初申込期間2024年9月17日)
- 楽天証券で購入することができます。
SCHDってどんなETF?
では、この投資信託が投資するのはSCHDという米国ETFです。
SCHDはダウ・ジョーンズUSディビデンド100インデックスにのリターン連動させることを目指すETFです。
持続的で安定した配当とファンダメンタルの強さを考慮して銘柄が選定されます。
つまり、中長期的に配当と値上がり益の両方を狙うことができる銘柄ということです。
経費率は0.06%という非常に低い手数料ですが、SCHD自体は日本の証券会社では購入することはできません。
しかし、今回楽天で買うことができるようになるということですね!
- SCHDは中長期的な安定した配当と値上がり益を狙うことができるETF
手数料は?
販売手数料や解約手数料はかかりません。
信託報酬は0.132%(税込)と記載されていますが、注意点として別途でSCHDへの投資によって0.06%の経費率がかかります。
つまり、信託報酬は実質0.192%(税込)程度ということになります。
信託報酬だけを見ると騙されてしまいそうなので注意が必要です。
- 信託報酬は実質0.192%(税込)程度
どんな銘柄に投資をしている?
SCHDは主に大型の割安株に投資をしています。
上位10銘柄(2024/06/30時点)
- ホームデポ
- アッヴィ
- シスコシステムズ
- アムジェン
- シェブロン
- ロッキード・マーティン
- ブラックロック
- ベライゾン・コミュニケーションズ
- コカ・コーラ
- ユナイテッド・パーセル・サービス
有名な企業ばかりです。
投資割合は上位10銘柄で全体の約40%を占めています。
分配金について
楽天・高配当株式・米国ファンド(四半期決算型)の分配金は2月、5月、8月、11月の年4回受け取ることができます。
もちろん再投資の設定をすることも可能です。
分配利回りは運用前なので不覚的ではありますが、
参考としてSCHDは3.5%前後というところです。
- 分配金は2月、5月、8月、11月の年4回
- SCHDの分配利回りは3.5%前後
過去の分配金について
今まで分配金の推移はどのようなものか確認していきましょう。
2011年後半からの運用なので、2011年は分配金がほとんどありません。
なので2012年の分配金から見ていきます。
2012 | 0.81ドル |
2013 | 0.9038ドル |
2014 | 1.0469ドル |
2015 | 1.1466ドル |
2016 | 1.258ドル |
2017 | 1.3457ドル |
2018 | 1.4393ドル |
2019 | 1.7242ドル |
2020 | 2.0284ドル |
2021 | 2.249ドル |
2022 | 2.5615ドル |
2023 | 2.658ドル |
連続増配銘柄ですね。
スゴイのはコロナ禍でも増配のペースが変わっていないことです。
SCHDは安定した長期的な配当金というのも実現できている様子ですね!
SCHDのリターンがスゴイ!
実際にどのくらいのリターンが期待できるのか?
過去のリターンを見てみましょう。
引用(https://www.schwabassetmanagement.com/resource/schd-fact-sheet)
大きく下落することなくトータルで見ると順調に成長してますね。
ただこれだけ見ても分かりづらいと思うので、米国が誇る指数S&P500に連動するETFであるVOOと比較してみましょう。
さらに日本で人気な米国高配当株ETFであるVYMとも比べてみましょう。
2011年10月から2024年9月の比較です。
まずは配当は考慮せず、値上がり益だけで見ます。
TradingViewで作成
- S&P500(VOO)は水色:約355%のリターン
- SCHDは赤:約230%のリターン
- VYMは紫:約190%のリターン
でした。
S&P500はさすがに強いですが、あのVYMには勝っています。素晴らしですね!
次は配当を考慮してみるとどうなるのでしょうか?
TradingViewで作成
- S&P500(VOO)は水色:約480%のリターン
- SCHDは赤:約385%のリターン
- VYMは紫:約330%のリターン
こちらも正直なところS&P500との差はそこまで縮まりませんでしたね。
VYMには再投資無しのときと同様に勝利しています。
VYMはHDVやSPYDなど他の優良高配当ETFよりも高いリターンを上げてきましたが、SCHDはそれを凌駕してきたという結果となりました。
高配当ETFの中では非常に優秀なETFだと言えますね。
新たに設定される楽天・高配当株式・米国ファンド(四半期決算型)への期待は高まります!
まとめ
- 楽天・高配当株式・米国ファンド(四半期決算型)が楽天証券で設定
- 2024/09/18から設定
- SCHDというダウ・ジョーンズUSディビデンド100インデックスにのリターン連動させることを目指すETFに投資する投資信託
- 大型のバリュー株への投資がメイン
- 信託報酬は実質0.192%(税込)程度
- 分配金は2月、5月、8月、11月
- 分配利回りは3.5%前後(想定)
- 過去のリターンはVOO>SCHD>VYM
今回は新たに楽天証券から購入できる高配当投資信託の解説をしました。
今まで高配当投資信託はSBI証券でしか購入できないというものが非常に多かったのですが、楽天証券から購入できるというのは非常に魅力的なのではないでしょうか?
今後も新しい商品が出てくることが期待できます。
また、今回のSCHDは非常に優良なETFだと思います。
今まで日本の証券会社で購入できなかったので待望していたという人もいるのではないでしょうか。
個人的には手数料をもう少し頑張って欲しかった..という思いはありますが、それでも十分低い手数料だと思います。
過去のリターンから見て『高配当株が好きだ』という人にとっては選ぶ価値がありますね。
増配を続けているということも長期的な投資においては非常に理想的です。
僕はVYMを推していました、こっちの方が良さそうだと思いました笑
というわけで、今と将来の生活を少しでも豊かにするために一緒にコツコツと資産形成頑張っていきましょう!
ではまた!