この記事では
- 米国株は本当に割高で危険なのか?
についていつもと違う視点で見ていきましょう!
その前に割高になっている状況について下の記事をいくつか振り返ってみましょう。
米国株の過去のリターン
S&P500の年別リターン(1928年以降)
1928年以降の全ての年でどのくらいのリターンを出しているのかを見ていきたいと思います。
1928年 | +37.88% |
---|---|
1929年 | -11.91% |
1930年 | -28.48% |
1931年 | -47.07% |
1932年 | -15.15% |
1933年 | +46.59% |
1934年 | -5.94% |
1935年 | +41.37% |
1936年 | +27.92% |
1937年 | -38.59% |
1938年 | +25.21% |
1939年 | -5.45% |
1940年 | -15.29% |
1941年 | -17.86% |
1942年 | +12.43% |
1943年 | +19.45% |
1944年 | +13.80% |
1945年 | +30.72% |
1946年 | -11.87% |
1947年 | 0.0% |
1948年 | -0.65% |
1949年 | +10.26% |
1950年 | +21.78% |
1951年 | +16.46% |
1952年 | +11.78% |
1953年 | -6.62% |
1954年 | +45.02% |
1955年 | +26.40% |
1956年 | +2.62% |
1957年 | -14.31% |
1958年 | +38.06% |
1959年 | +8.48% |
1960年 | -2.97% |
1961年 | +23.13% |
1962年 | -11.81% |
1963年 | +18.89% |
1964年 | +12.97% |
1965年 | +9.06% |
1966年 | -13.09% |
1967年 | +20.09% |
1968年 | +7.66% |
1969年 | -11.36% |
1970年 | +0.10% |
1971年 | +10.79% |
1972年 | +15.63% |
1973年 | -17.37% |
1974年 | -29.72% |
1975年 | +31.55% |
1976年 | +19.15% |
1977年 | -11.5% |
1978年 | +1.06% |
1979年 | +12.31% |
1980年 | +25.77% |
1981年 | -9.73% |
1982年 | +14.76% |
1983年 | +17.27% |
1984年 | +1.40% |
1985年 | +26.33% |
1986年 | +14.62% |
1987年 | +2.03% |
1988年 | +12.40% |
1989年 | +27.25% |
1990年 | -6.56% |
1991年 | +26.31% |
1992年 | +4.46% |
1993年 | +7.06% |
1994年 | -1.54% |
1995年 | +34.11% |
1996年 | +20.26% |
1997年 | +31.01% |
1998年 | +26.67% |
1999年 | +19.53% |
2000年 | -10.14% |
2001年 | -13.04% |
2002年 | -23.37% |
2003年 | +26.38% |
2004年 | +8.99% |
2005年 | +3.00% |
2006年 | +13.62% |
2007年 | +3.53% |
2008年 | -38.49% |
2009年 | +23.45% |
2010年 | +12.78% |
2011年 | 0.0% |
2012年 | +13.41% |
2013年 | +29.6% |
2014年 | +11.39% |
2015年 | -0.73% |
2016年 | +9.54% |
2017年 | +19.42% |
2018年 | -6.24% |
2019年 | +28.88% |
2020年 | +16.26% |
2021年 | +26.89% |
2022年 | -19.44% |
2023年 | +24.23% |
2024年 | +23.31% |
1928年から2024年のS&P500の過去のリターンです。
合計で97年分のリターンになります。
ここには当然、世界恐慌やブラックマンデー、ITバブル崩壊、リーマンショック、コロナショックなどによる暴落も含まれます。
- 65回のプラス
- 30回のマイナス
- 2回のプラマイゼロ(ほぼ横ばい)
言い換えると
- 約67%でプラス
- 約31%でマイナス
- 約2%でプラマイゼロ
これをマイナスになる確率も結構高いなと思うかもしれませんが、基本的にはプラスの確率が高いものにベッドするのは賢い選択だと思います。
また、世界恐慌などで最高値を更新するのは時間がかかりましたが、マイナスの年というのは長くても4年連続がMAXです。
3回連続でもかなり稀な現象となっています。
それに対してプラスの年は8回連続という時もありますし、3回連続プラスというのは当たり前のように起こっています。
過去のリターンから見えること
歴史を見ると米国株はプラスになる確率がかなり高いです。
また、過去と比べてマイナスの期間が長くなる確率がだんだん低くなっている印象があります。
もちろん米国株ブームと言われていることもありマイナスになりづらいということもあると思います。
しかし、世界恐慌で苦しんだ期間を除けば米国株ブームと言われる期間を除いてもかなりプラスになる確率が高い印象です。
ということもあり、逆に言うと手離すことでリターンを逃す可能性が高いと言えます。
特に連続で下落している年数は1〜2年ほどの場合がほとんどです。
みなさんは分かっていると思いますが、その間に投資を続けることでその後のリターンは一気に上がる可能性が高いです。
結局僕はどうするのか?
僕は相変わらず、インデックス投資(S&P500)は手離さずにひたすらに追加投資を続けます。
今は割高感があるかもしれません。
そのため調整が入って株価が下がる場面はありそうです。
2022年のような相場が今年か来年あたりに来てもおかしくはないですね。
僕は2022年も同じように売却はせずに淡々と購入を続けました。
その結果、2023年、2024年と大きく資産を増やすことができました。
もちろん僕は2022年が下落の年になるなんて知らなかったのでホールドしただけです。
わからないことに賭けるなら、確率の高いところに賭けたかったというだけですね。
また、利益が出ている状態であれば売却することで税金もかかってしまって非効率感がありますね。
特に利益が多ければ多いほど大きな税金を取られてしまうので、もったいないと思います。
どちらにせよ今はNISAの枠もあまり売ろうと考える人は少ないかもしれませんね。
まとめ
S&P500の1928年以降の年別リターン
- 67%の確率でプラス
- 31%の確率でマイナス
- 2%の確率でほぼ横ばい
今回はもう多くの人が知っていると思うような内容ですが、何が言いたかったかというと、歴史的に見ると米国株は上がる可能性が比較的高いということです。
ただ実際に年別でどれだけ上下しているか見たことない人も多かったのではないでしょうか?
暴落はめちゃくちゃ下がるっている印象があったかもしれませんが、個人的には意外とそうでもないように感じます。
というよりも上がっている時が意外と上がっているようにも見えます。
S&P500のリターンは長期的に見てならすと大体7%〜10%くらいって言われていると思います。
ですが実際にはそれ以上の値動きをしていることがほとんどです。
つまり、どこかの一年を取り逃がすことは結構マイナスになる可能性もあると言うことになります。
そうしたことからやはり持ち続けると言うのが無難な資産運用と言えますね。
最近は少し割高で〜とか言って不安を煽ってしまうような記事も書いていましたが、視点を変えれば今回のような話もできます。
なので、あまり不安にならずにリスク許容度を守って投資をしましょう。
どれだけ下がっても時間をかければまた回復する可能性が高いです。
また、インデックス投資において資産が0になるなんてことは基本的にありません。(世界が滅ぶとかなら別ですが…)
今回は基本的な内容ですが、改めて認識することでインデックス投資を手離さないようなメンタル作りの手助けになればなと思います。
というわけで、今と将来の生活を少しでも豊かにするために一緒にコツコツと資産形成を頑張っていきましょう!
ではまた!