この記事では
- 米国の金利のが今後どうなるか?
- 日本の為替介入って何?
- 為替介入の効果は?
などの疑問に答えていきたいと思います。
米国の金利の今後
金利はいつまで上がる?
結論から言うと、現在の市場参加者は2月の利上げが最後と予想しています。
具体的に道理上げが進められるかというと(予想ですが…)
11月:0.75% 12月:0.50% 2月:0.25%
つまり合計で残り1.50%の利上げが行われるということです。
9月の利上げで3.00%-3.25%の金利になりました。
なので、最終的には4.50%-4.75%の金利にあるという予想です。
2月以降は?
2月で利上げが終了するなら、それ以降はどうなるのでしょうか?
利下げはまだ行われません。
金利は維持されます。
2023年秋か冬頃までは維持され、それから利下げが進むという予想が現状では濃厚です。
しかし、2022年の市場参加者の予想も大きく変化しました。最初はもっとスローペースで利上げが行われるという予想で、現在は1%程度の金利が予想されていました。
しかし、実際は3%以上の金利まで引き上げられましたから、今の時点の来年末の予想はほとんど当てにならないといっていいと思います。
結局利下げはいつ?
先ほど述べたように、予想では2022年後半です。
しかし、実際は『インフレが収まったら、もしくは収まると確信を得ることができたら』です。
景気を壊してでもインフレを収束させるというパウエル議長の発言は強い意志を感じます。
インフレが収まるまで利下げに転じることはないと考えて良いでしょう。
日本の為替介入について
円安を抑えるための為替介入
9月のFOMCによるパウエル議長の大幅な利上げを続けるという宣言、世界各国の利上げなどによって日本円は価値を下げています。
日本は金利を抑え込んでいますからね。
(円安になる細かい理由は円安や円高になる理由←この記事を見てね☆)
この円安を抑えるために為替介入や輸入の決済のために使われる外貨準備高というものがあります。
つまりは外貨準備高というのは何か必要な時のためにいくらかの外貨を準備しているということです。
そして今回日本は、この外貨準備高のドルを売って円を買うという為替介入を行うことにしました。
円を買うことで円の価値を高めようということです。
実際為替介入の効果はあるのか?
もちろん円を大量に買うのですから効果はあります。
しかし、外貨準備高にも限度はあります。(日本の場合は1兆3000億ドル)
なので永遠に外貨で円を買い続けることはできないので、短期的な効果しか得られないでしょう。
今回の円安ドル高は金利差によるものですから、金利差が縮まらない限りこの円安ドル高の状況からは抜け出せないと思います。
ですが、こうした極端な円安が進むと日本の投資家やインフルエンサーは円資産だけでは危険、日本円だけ持っているのは危ないなどと言います(私も実際にそう思いますが…)
その結果、日本の資金は海外へ逃げてしまいます。
そうした状況を防ぐためにも為替介入は必要です。
まとめ
・現在の市場参加者の予想では来年2月のFOMCまでは金利は上がり続ける
・2月以降は金利は維持の予想
・利下げはインフレが収まった時。消費者物価指数に振り回されている
・日本が円安を食い止めるために為替介入を行なった
・為替介入で円安をある程度抑えることには成功したが短期的
・為替介入は円資産の価値を高めて日本の資金を海外へ逃さないためには必要な措置
今回は日本の為替介入や米国のFOMCについて簡単に解説しました。
なぜ金利が上がっているのか?なぜ為替介入をするのか?金利が上がると株や通貨はどうなるのか?など
経済がどのように動いているかを理解すれば、為替の動きや株価の下落もそこまで怖いものではないと感じることができるかもしれません。
それでも不安だと感じる状況かもしれませんが、焦らずにコツコツ資産形成を頑張っていきましょう。
ではまた!