今回は積立投資において注意すべき点をご紹介。
この記事では
- 積立投資の落とし穴
についてお話していきたいと思います。
意外と意識していないかもしれないことなのでぜひ最後まで読んでください。
それではやっていきましょう!
長期投資による利益
長期投資で利益を得るには
長期投資で利益を得るには最低でも15年は運用を続ける必要があります。
J.P.モルガン・アセット・マネジメントより引用(https://am.jpmorgan.com/jp/ja/asset-management/per/investment-ideas/long-term-plan-20210519/)
これは1985年から2021年までの長期運用をした場合のリターンです。
長く運用をすればするほど安定した利益になっていますね。
これは先進国の株式や国債のリターンです。
では次に米国の株式に投資した場合の平均リターンを見ていきましょう。
(ウォール街のランダムウォーカーより引用)
少しデータは古いですが、リーマンショックなどの少し後の時期を含めても15年以上の運用を行えばトータルリターンは確実にプラスになっています。
当然5年や10年でもプラスリターンを期待することはできますが、マイナスの可能性もあり危険です。
こうしたことから投資をするにあたっては長期的(15年以上)に行うことが良いとされています。
過去のデータから15年以上の運用がプラスになるとされている
積立投資の落とし穴とは?
さて、では積立投資にはどういった落とし穴があるのでしょうか?
まず一つ目は
あくまで過去のデータであるということ。
ただしこれは積立投資だけに限ったことではありません。
一括投資であっても同じです。
二つ目は
15年以上の運用について。
15年間積み立てを行うことがプラスになる条件ではありません。
この二つについて考えていきましょう。
過去のデータ
これらのデータはあくまで過去のデータです。
この先の未来の運用成績を保証するものではありません。
これはみなさん意識しているかもしれませんね。
『これから15年以上回復しない景気が無い』とは言い切れません。
未来は誰にもわからないということは投資をしている方なら特にわかっていることかもしれません。
僕も運用していく中で思い知らされることでもありますw
未来はどうなるか誰にもわからない
15年間の積立
例えば、15年間積立投資でコツコツと株式投資をしてきた場合、15年間運用されているのは最初の1年目に積み立て投資をしたものだけです。
もし2020年から積み立て投資を始めたとしましょう。
そこから15年間運用する場合を考えます。
2020年投資分 | → | 2035年にプラス期待 |
2021年 | → | 2036年 |
2022年 | → | 2037年 |
2023年 | → | 2038年 |
2024年 | → | 2039年 |
2025年 | → | 2040年 |
2026年 | → | 2041年 |
2027年 | → | 2042年 |
2028年 | → | 2043年 |
2029年 | → | 2044年 |
2030年 | → | 2045年 |
: | : | : |
過去のデータ通り、15年後(2035年)にプラスになるのは2020年に投資をした分だけです。
つまり長期で積立投資をして利益を狙っていきたい場合は、積立投資をする最後の年から15年後ということを意識していく必要があります。
極端ですが70歳まで積立投資を続けてしまうと85歳にならないと固いリターンを得られない可能性があるということですね。
積立投資をするときは出口についてもしっかり考えておく必要があります。
過去のデータ上、
最後に投資をしてから15年後が高い確率でプラスリターンの期待ができる年
まとめ
- 高確率で投資で利益を得るには長期投資をすること
- 長期投資で利益を得るには15年以上を目安に
- 15年以上という数字はあくまで過去のデータ上
- 過去のデータは未来を保証しない
- 積立投資はお金を入れた(投資した)年から15年後を意識する必要がある
今年投資したお金はまだ運用1年目の赤ちゃんです。
長く運用することを目的とするなら、できるだけ早くお金に働いてもらう必要があります。
もちろんタイミングをうまく見極めることで早く資産を拡大できることもあると思います。
しかし、それは未来を読むことに他なりません。
僕は未来を読むことはできないと思っている派です。
なので、できるだけ早くお金には働いてもらうようにしています。
ただ、今自分が置かれている状況を知る必要はあります。
状況によってお金を投資する場所は変わってくるからです。
ただ、実際それも簡単なことではないと思います。
そういう時にやっぱり便利なのがインデックス投資ですね。
S&P500や全世界株式はタイミングを選ばないのでとても楽です。
長くなりましたが、今回言いたかったことは….
早くお金に働いてもらうこと!
これが資産を最大化させる近道です!
ということでした。
というわけで、今と将来の生活を少しでも豊かにするためにコツコツと資産形成頑張っていきましょう!
ではまた!