特徴を捉えて投資する銘柄を選ぶ参考にしてください!
前回紹介した定性分析の一環と思っていただけると良いと思います。
↑まだ見ていない方はこれも見てみてください。
5大商社の特徴
では時価総額の高い大きな企業から順に見ていきましょう!
三菱商事
5大商社の中で最もバランスの取れた銘柄です。
突出して大きな売上を上げている分野はありませんが、その分全てを網羅しているとも言えます。
なので、この銘柄を持つこと自体が分散投資になるとさえ言えると思います。
とは言ってもその中でも強い分野を紹介しておきます。
- 金属
- 天然ガス
- 自動車・モビリティ
金属やエネルギーは高い利益を上げていますが、資源価格に依存してしまうため、あまり安定感がありません。
伊藤忠商事
伊藤忠商事は5台勝者の中では珍しく、非資源分野が強い企業です。
つまり、資源価格に依存しづらい銘柄ということになります。
他の商社と比べて生活消費関連事業が強いです。
- 食料
- 機械
- 住生活
- 繊維
などが伊藤忠の強みです。
生活関連事業が多いことのあって、最も安定した成長をしているのが伊藤忠商事です。
株価も綺麗な右肩上がりです。
三井物産
三井物産はエネルギー・資源系の分野が非常に強いです。
- エネルギー
- 金属資源
これらは大きな利益を確保しています。
ただ、エネルギー価格や金属資源価格にかなり依存をするので、少し安定感のない業績になりがちです。
しかし、今では鉄道や自動車、物流、社会インフラなどの面にも強みを持ち始めて少しずつ安定感のあるポートフォリオになりつつあると感じます。
丸紅
丸紅は圧倒的に食料系が強いです。
電力も強いとされていますが、最近は少し厳しいようです。(原因は円安と戦争)
なので、強みとしては
- 食料
ですね。
下手な新興国株に投資をするよりも丸紅でいいかもしれないです。
まぁ、新興国にはまた異なった成長余力があるので一概には言えませんね。
住友商事
住友商事も他と同じく資源などは強いです。
特徴としては
- メディア・デジタル
- 生活・不動産
これらの分野が他よりも強いです。
特に、メディア・デジタル分野に関しては住友商事の大きな特徴と言えるでしょう。
デジタル分野はよくわからないかもしれないですが、とりあえず携帯事業やケーブルテレビなど従来のデジタル系の事業に加えて、
最先端の技術も扱い鵜と思っていただければOKです。
まとめ
三菱商事
- バランス良し
- 自動車関連にも強み
伊藤忠商事
- 生活消費関連事業に強み
- 安定感良し
三井物産
- 金属やエネルギー事業に強み
- 金属エネルギー価格に依存しがち
丸紅
- 食料系に強み
住友商事
- デジタルメディア・最先端技術に強み
特徴はこんな感じです。
それぞれの特徴はありますが、やはりどの商社も資源系での利益が大きいのは事実です。
なので、資源価格によって業績が左右されることが少なくありません。
しかし、その中でも伊藤忠商事だけは比較的安定した利益を出すことができている銘柄です。
個人的には伊藤忠商事が好きですが、これらの企業は全て購入しても良い銘柄だと思います。
理由としては
- 全て強い分野が違うということ
- 全て事業範囲が非常に広いということ
- 商社という業種だが、分散になるということ
つまりは分散になるからです。
ちなみに僕も全てではありませんが保有しています。
本当はこれらの企業の今後のことも書きたかったんですが、なかなか長くなりそうなので、また今度で!
というわけで、今と将来の生活を豊かにするために一緒に資産形成を頑張っていきましょう!
ではまた!