今回は、米国株についてお話ししていきます。
- なぜ米国株をメインにして投資するべきか?
- 日本株との大きな差について
- 米国株に集中投資が良いのか?
というような内容で解説していきたいと思います。
それではやっていきましょう!
米国株を投資のコアにする理由
米国株こそ投資のコアにするべき
なぜ米国株がそれほどまでに魅力的なのか?
- 圧倒的な業績
- 広く世界に進出している(分散効果)
- 株主還元意識の高さ
- 人口が増加している
- 消費がめちゃくちゃ多い
などなど…..
他にもありますが、米国株は非常に成長しやすい環境にあります。
しかも、新興国とは異なり、不正会計なども少なく安定しています。
米国株ほど安心して投資ができて、成長が期待できるものは無いと考えています。
日本株との大きな差
それでは日本株との差を見ていきましょう。
先に言っておくと、日本株にもメリットがあるので、日本株が悪いというわけではありません。
では一度比べてみましょう。
まずは飲料水メーカー
- 営業利益率は10年間の平均
- ROEも10年間の平均
この二つを比べていきます。
営業利益率 | ROE | |
コカ・コーラ(米国株) | 25.8% | 32.24% |
アサヒグループ(日本株) | 8.1% | 9.81% |
サントリー(日本株) | 8.4% | 7.88% |
伊藤園(日本株) | 4.2% | 7.78% |
次は日用品メーカー
営業利益率 | ROE | |
P&G(米国株) | 20.5% | 20.49% |
花王(日本株) | 11.5% | 14.17% |
ライオン(日本株) | 7.3% | 9.78% |
次はヘルスケア
営業利益率 | ROE | |
ジョンソン&ジョンソン (米国株) | 26.2% | 21.9% |
武田薬品(日本株) | 7.7% | 3.95% |
アステラス製薬(日本株) | 15.2% | 12.16% |
このように、さまざまなセクターにおいて米国株は日本株の主要な企業を超えています。
もちろん他の業種でも日本以上の成績を出している銘柄はたくさんあります。
米国株に集中投資が効率的なのか?
米国集中投資が最強?
業績がよく成長してる企業が多い米国への集中投資が最も効率的か?
と言われるとそういうわけではありません。
2010年代は確かに米国株は大きく成長しましたが、2000年代は『BRICs』と呼ばれる新興国が成長しましたし、1980年代は日本株の時代でした。
その時によって成長する場所は異なり、米国株以上の成長を見せることは少なくありません。
つまり、米国株が常に最強というわけでもないんです。
ブームになるような株式にはパフォーマンスは負けてしまうことはあります。
しかし、株式投資は良い業績を出すことができる銘柄に投資をするということが基本です。
そう言った意味で米国株をコアにするのが良いと思います。
分散投資を推奨する『ヘッジファンドの帝王』
『ヘッジファンドの帝王』と呼ばれるレイダリオ氏は債券の比率を55%、金などのコモディティも15%持つべきだと言っています。
株式は30%程度ということですね。
個人投資家はリスクを取りすぎという意見です。
ちなみにバフェット氏も90%は株式で、10%は短期国債を持つことを奨めています。
日本株を買っているウォーレン・バフェット
ウォーレン・バフェット氏が日本の商社に投資をして、その投資割合を増やしています。
それに加えて、『商社株以外にも投資できる日本株はいくつかある。あとは価格次第だ。』ともコメントしています。
その結果、日本株に注目が集まっています。
確かに日本株に投資妙味があるということかもしれません。
しかし、バフェット氏のポートフォリオ全体で見ると日本株はほんの少しです。
ほとんどが米国株で、最も多くの割合を占めているのがアップル株。
もしバフェット氏の真似をして投資がしたいならアップル株を買う方が正解です。
そして、今は円安→円高の局面であることは、バフェットにとっては日本株が買いやすいタイミングであることも忘れてはいけません。
集中投資をオススメはしない
個人的には集中投資はそこまでオススメできませんが、集中投資をするなら米国株以外にはあり得ません。
S&P500などの指数への投資の場合は余裕でアリです。全米株式のインデックスもアリです。
ただ、全世界株式や債券、金などを含めたポートフォリオと比べるとボラティリティは大きくなります。
個人投資家は自分で思っている以上にリスク許容度が小さい場合が多いです。
投資をやめてしまうということが最も勿体無いことなので、できればある程度ボラティリティを下げるポートフォリオを組むことをオススメします。
もし米国に集中投資をしたい場合、ディフェンシブなセクターに多めの割合で投資をするようにしましょう。
- 生活必需品
- ヘルスケア
- 公益
- 通信
こういったセクターの銘柄ですね。
まとめ
- 圧倒的な業績
- 広く世界に進出している(分散効果)
- 株主還元意識の高さ
- 人口が増加している
- 消費がめちゃくちゃ多い
- 米国株が常に最も良いパフォーマンスを出すわけではない
- 米国株への集中投資はリスク許容度次第
- 米国株こそ最もスタンダードな投資先
今回は米国株の魅力のお話をしました。
最近は急激な円安で日本株などの話が多く、あまり米国株の話をしてきませんでした。
しかし、そろそろ円安→円高になっていくのでは?と考えられるので、米国株の魅力について改めて触れていきました。
今後は『新興国や金、債券が良い投資先になる』と僕も言ってきましたが、これはあくまで一時的なものだと考えています。
これらの投資先に投資をするのは悪くありませんし、実際に僕も債券と金には投資をしています。
ただし、ポートフォリオのごく一部だけです。
僕の保有する金融資産の半分以上は米国株が占めています。
新興国株などはリスクが高いですし、安全資産と呼ばれる金も意外と値動きが激しいです。
やはり長期的に最も期待が持てるのは米国株です。
僕は米国株は常に視野に入れていますし、本当に永久保有していきたいと思っています。。
というわけで、今と将来の生活を豊かにするためにコツコツと頑張っていきましょう!
ではまた!