この記事では
- 人は損失を恐れる
- そもそもリスクとは?
- リターンとリスクについての考え方
といった内容のお話をしていきます。
リスクは投資とは切っても切れないものです。
考え方を知ることで、投資への向き合い方にも何か役に立てばいいなと思います。
それではやっていきましょう!
人は損失を恐れる
人は損失を恐れる傾向にある
人はとにかく損を嫌います。
当たり前ですよね笑
では例を挙げます。
例①
- A:ジャンケンをして勝てば10万円貰える。負ければ0円
- B:何もせず確実に5万円貰える。
どちらを選ぶでしょうか?
多くの人はBを選びます。
負けて何も貰えなくなくなるという損を回避しようとしています。
では次の例です。
例②
- A:ジャンケンをして負ければ10万円支払う。勝てば0円
- B:確実に5万円支払う
この場合はAを選ぶ人が多くなるのではないでしょうか?
損をしなくなる可能性があるAを人は選びがちです。
人は利益が得られそうな場面では危険を避け、損失が出そうな場面では危険を冒す傾向があります。
この理論をプロスペクト理論と言います。
indeedより引用(https://jp.indeed.com/career-advice/career-development/what-prospect-theory-explanation-of-characteristics-and-use-marketing)
このグラフのように損をすることが人間は非常に苦手です。
動物としての防衛本能・危機察知能力のようなものかもしれませんね。
リスク(危機)を恐れるがゆえに投資を始められない人は多くいると思います。
ですが、上の例の期待値はAを選んでもBを選んでも同じ。
リスクに惑わされすぎないことは非常に重要です。
リターンとリスクの考え方
そもそもリスクとは?
投資の世界ではリスクは値動きの大きさのこと。
とよく言われます。リスク=ボラティリティのような表現がされます。
ですが実際には下のような意味で使われているように感じます。
『リスクは損失を出す可能性』
この考え方を前提にリスクとリターンについて考えていきましょう。
リスクとリターンの考え方
まず、
- リターンが高いものはリスクも高い。
- リスクが高いものはリターンも高い。
こう言われることがあります。
こんなグラフになりますよね。
でもこれは半分合っていて、半分間違っているように感じます。
リスクとリターンは必ずしも比例するとは限らないからです。
実際には、
このようにリスクとリターンの幅はこのくらい広がります。
正規分布を合わせたグラフですが、これは分かりづらいかもしれません。
なので簡単にいうと、
『リスク小でリターン大』もあれば『リターン小でリスク大』もある
ということです。
では目指すべきものは何か?
投資をするのはどういうものがいいのか?
では投資すべきものは?
当然リターンがリスクを上回るもの。つまり期待値が高いものです。
- リターンは普通でもリスクがとても低い
- リターンが大きく、リスクは普通以下
必然的にこうしたものになります。
人は損失が大嫌いなのでリスクを見つけるのが得意です。なので、
リターンが大きいものを探すのではなくリスクが低いものを探す方が簡単
といってもどのようなものがいいのか?
株式について例を挙げます。
次はリスクが低いものの例
- 時価総額:大きい方がリスク低
- 株価:割安になっているもの(バリュー株)
- 環境:先進国、人口が増加している国など
- 会社:消費者独占企業など
などなど色々あります。
ただし、個別銘柄はやはり探すのは面倒です。
なので、そうした方は投資信託・ETFがオススメです。
上が投資信託、下がETF(高配当)を紹介しています。
まとめ
- 人は損失やリスクが苦手
- リスクとは損失の可能性のこと
- リスクを見つけるのが人は得意
- リスクが大きいからリターンも大きくなるとは限らない
- オススメ1:リスク小・リターン中〜大のもの
- オススメ2:リスク中・リターン大のもの
- 個別株が面倒ならやっぱり投資信託かETF
今回は考え方の話でした。
まとめると
リスクが大きいからといってリターンも大きくなるとは限らないから注意してね!
でも、逆にリスクを抑えられれば想像以上のリターンを得られるかも!
という内容です。
リスクはやっぱり避けられるものは避けていきたいですね!
というわけで、今と将来の生活を少しでも豊かにするためコツコツ資産形成頑張っていきましょう!
ではまた!
最後に参考文献です。
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