この記事では
- 配当貴族指数の良さ
- 配当貴族指数への不満
- 簡単!増配ポートフォリオの作り方
についてお話ししていきたいと思います!
というわけでやっていきましょう!
配当貴族指数の良い面と悪い面
配当貴族指数の良い面
まず配当貴族指数というのは
正式には『S&P500配当貴族指数』というものです。
つまり、S&P500の中にある25年以上連続増配している銘柄を集めた指数ということです。
まずは良い面です。
- 今後も増配の可能性が比較的高い
- 不景気に強い銘柄の割合が多い
- タイミング次第ではS&P500以上のパフォーマンスを得られる
引用(https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000003.000046569.html)
上の比較は配当貴族指数とS&P500の比較のグラフです。
配当貴族指数が大きく勝っていますね。
でも、ITバブルの崩壊、リーマンショックなど不景気の時期が中心になっており、S&P500には不利な時期の切り取りになっています。
とはいっても配当貴族指数のパフォーマンスが優れていることには変わりありませんね。
配当貴族指数の悪い面
正直、25年以上連続増配できている企業の集まりなので、基本的には良いものです。
その中でも悪い面を挙げてみます。
- 銘柄数が比較的少なく、リスク分散の効果がS&P500と比べて小さい
- 投資信託・ETFで購入するとS&P500系のインデックスより手数料が高い
- 連続増配銘柄の集まりは高配当株の集まりではないため、そこまで配当利回りが高くない
悪い面というほどのことでもありませんが無理矢理あげたので悪しからず笑
まとめると
- 分散効果(リスク回避)
- 手数料
- 配当利回り
僕はこの三つが配当貴族指数に投資をするにあたって引っかかる部分かなと考えているわけです。
というわけでこの三つを一気に解決していきたいと思います!
配当貴族の良いとこ取り!配当をたくさんもらおう!
配当貴族の悪い面を全て排除するには?
上で述べた配当貴族で引っかかる点
- 分散効果(リスク回避)
- 手数料
- 配当利回り
この3つを解決していきましょう。
そして、これを解決するには投資信託やETFではなく、個別株で投資をする必要があります。
詳しく見ていきましょう。
分散効果(リスク回避)
これは少し前の記事で言っている内容になります。
↑詳しくはこの記事も見てみてください。
今、S&P500配当貴族指数は60銘柄程度で構成されています。
しかし、分散には60銘柄も必要ありません。
10〜20銘柄もあれば十分です。(時価総額の大きな安定感のある銘柄を中心に)
なので、分散は配当貴族60銘柄も必要ないです。
もちろんS&P500のように500銘柄も必要ないので、配当貴族銘柄の一部だけでも十分に分散は可能ということです。
そもそも配当貴族指数の60銘柄程度という数は分散投資としては問題ないです。
配当貴族銘柄の一部に投資をするだけで分散効果は得られる
手数料
今回、手数料というのは信託報酬や経費率のことだと思ってください。
これは個別株を購入することで解決します。
売買手数料はかかりますが、それはETFでも同じです。(主要な投資信託は売買手数料が無料のものが多いです。)
長期投資においては売却手数料はあまり考える必要はないですし、個別株でも買付手数料のみを考えておく程度でいいと思います。
配当貴族指数に投資をすることで少し高めの手数料を支払うということも個別株に投資をすることで解決です。
(とはいっても配当貴族指数の手数料はそこまで高くもないですが…)
配当貴族銘柄の個別株に投資をすることで信託報酬はゼロに
配当利回り
最後に配当利回りです。
配当貴族指数や連続増配銘柄へ投資ができるETFなどの配当利回りが少し物足りないなと感じる方も少なくないのではないでしょうか?
- S&P500配当貴族指数…2.3%程度(2022/07時点)
- S&P500指数…1.5%程度(2022/07時点)
- VIG(10年以上連続増配銘柄のETF…2%程度(直近の配当利回り)
このように2%付近をウロウロする感じの配当利回りです。
というわけで、これを解決するにはどうするか?
個別株です。
配当利回りの高い配当貴族銘柄への投資をすれば良いのです。
配当貴族銘柄の中には3%以上の高配当銘柄も少なくありません。
ただ、0%台〜1%台の銘柄も多いので全体の配当利回りが下がってしまっているというわけです。
配当貴族銘柄の高配当銘柄を中心に投資をする
まとめ
最後に言っておかなければならないことは、これは配当金が欲しいという方向けの手段です。
再投資に回すのであれば、投資信託による運用の方が圧倒的に効率がいいと思います。
それを踏まえた上で改めてこの手段をまとめておきます。
10〜20銘柄程度の配当利回りの高い配当貴族銘柄に個別で投資をする
もちろんセクターを分散したり、最低限の配慮は必要です。
具体的に次回の記事で銘柄を紹介していこうかなと思います。
全体のまとめ
- 配当貴族は25年以上連続増配する銘柄のこと
- S&P500配当貴族指数はS&P500に含まれる配当貴族銘柄の寄せ集め
- 配当貴族指数の配当利回りは2%前後
- 配当貴族は不景気に強い銘柄が多い
- 配当貴族指数に投資できる投資信託やETFがある
- 配当貴族指数への投資は信託報酬がほんの少しだけ高めの傾向
- 配当貴族指数は分散投資としては問題のない数
- 配当貴族指数の配当利回りは2.3%程度(2022年7月時点)
- 配当を目的とするなら個別株がオススメ
- 再投資をするなら投資信託がオススメ
今回は配当貴族銘柄を利用して増配と高配当の両方を狙っていく方法を紹介しました。
次回は実際に銘柄紹介をしていきたいと思います。
配当を目的としている方には悪くない方法だと思っています。
日本株で連続増配銘柄を狙うのも良いと思います。
でも、日本株は配当貴族銘柄は少ないので増配年数の線引きは変える必要がありますね。
あと、個人的には米国株は年4回配当なので、個人的には好きです。
日本株だと大抵、3月と9月の銘柄、6月と12月の銘柄が多いですね。
これに関しては好みですね。
というわけで次回の銘柄紹介をお楽しみに!
というわけで、今と将来の生活を少しでも豊かにするためにコツコツ資産形成を頑張っていきましょう!
ではまた!