今回の記事では前回紹介したETF『NEXT FUNDS 野村株主還元70連動型上場投信(2529)』を参考に銘柄紹介をしていきます。
- 株主還元に積極的な銘柄
- 配当金は?
- 自社株買いは?
という疑問に答える記事になります。
それではやっていきましょう。
株主還元に積極的な銘柄
銘柄①KDDI(9433)
これは有名すぎて『もうKDDIが株主還元に積極的なことなんて知ってるよ!』
という声が聞こえてきそうです笑
でも例年どのくらい自社株買いをしているかなども知っているでしょうか?
実際にデータを見ていきましょう!
KDDIの配当金について
まずはKDDI(9433)です。
- 2013年が一株あたり30円
- 2023年が一株あたり135円
10年間で4倍以上の配当になっています。
連続増配銘柄ですので、増配も十分ですね。
配当利回りは大体3〜4%程度で推移しており高配当株といえます。
ちなみに2024年の予想が140円です。
KDDIの自社株買いについて
続いて自社株買いについてです。
(IRバンクより引用)
増配はかなり長く行なってきましたが、自社株買いは最近になってから増えてきている印象ですね。
特に2016年あたりからかなり積極的に行なってくれているようです。
株主還元意識としては株価も配当も増えそうな優良銘柄ですね。
銘柄②アドバンテスト(6857)
半導体試験装置システムの大手メーカーです。
AIが話題になってからメキメキと株価も成長。
1年間で2倍以上になりました。
アドバンテストの配当金について
配当利回りは正直言って低いです。
常に1%程度の利回りなので高配当株投資がしたい方にはあまり魅力的に感じないかもしれません。
- 2013年が一株あたり20円
- 2023年が一株あたり135円
KDDIと同じ金額ですが、株価は4〜5倍ほどです。
ちなみに2024年の予想は140円です。
アドバンテストの自社株買いについて
(IRバンクより引用)
KDDIと比べると少ない…というわけではありません。
利益が全然違うので700億や500億の自社株買いは十分すぎます。
現時点では配当と自社株買いで利益(EPS)の50%を目処に還元を行っていく方針です。
個人的にはどちらかというとキャピタルゲインを狙っていく銘柄だと思います。
実際に株価は順調に上がっていますし、そもそも半導体は様々な製品に使用されて、今や生活になくてはならないものになっています。
こうしたことから今後も強い銘柄だと思っています。
銘柄③ブリヂストン(5108)
世界トップのタイヤメーカーです。
もう一度言います。
世界トップです。
日本の企業が世界のトップというのは喜ばしいですね。
また、世界に進出している企業はまだまだ成長の余地があるということは想像に難くないですよね。
ちなみに売上の割合では日本よりもアメリカの方が多いです。
つまり、アメリカの景気に大きく左右されやすいということに注意が必要な銘柄です。
ブリヂストンの配当金について
ブリヂストンの配当利回りは3%〜4%あたりで推移していることが多いです。
とはいえ、増配しっかり行なっておりここ10年間ではコロナショック時の減配を除いて他の年は全て増配しています。
- 2013年が一株あたり57円
- 2023年が一株あたり200円(予想)
今年で10年間で4倍近くまで上がる予定です。
なお、配当性向は40%を目安に還元してく予定だそうです。
ブリヂストンの自社株買いについて
ブリヂストンの自社株買いは配当比べてそこまで積極的ではなさそうです。
(IRバンクより引用)
確かに自社株買いをしていない年も多いですね。
しかし、これは仕方がないと考えています。
ブリヂストンは景気敏感株で利益にも波があります。
配当と違って自社株買いは減らしてもそこまで株価には響かず、金額を調整しやすい一面があります。
逆にいうと配当は非常に株主は重要視しています。
なので、配当を維持するために自社株買いよりも配当金をしっかり出すことや増配の方を優先するのではないか?と僕は考えています。
まとめ
前回の記事のETFを参考に銘柄を選出
- KDDI
- アドバンテスト
- ブリヂストン
どれも増配を行っており、自社株買いも金額に波はあるもののしっかり行われている
というわけで今回は、株主還元に積極的な銘柄3選ということで日本株を紹介しました。
思ったよりも長くなってしまったので3つしか紹介できませんでしたが、好評そうならまだまだ追加で紹介していきたいなと思います。
株主還元に積極的な日本株はどんどん増えてきている印象があります。
長期保有できる優良銘柄を見つけて、どんどん資産を最大化していきましょう!
というわけで、今と将来の生活を豊かにするためにコツコツと資産形成頑張っていきましょう!
ではまた!