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米国のインフレと景気後退 -米国株はどうなる?-

崩壊
moomoo証券
また円安が進んでるよー!
米国株買いたいのに買いづらいね…
ホントですね…ではそろそろ米国の今の状況を改めて確認していきましょう!

この記事では

  • 米国株の政策金利について
  • 米国のインフレについて
  • 米国の景気後退と株価について
  • 米国株を買うタイミングについて

これらについて解説していきたいと思います。

それではやっていきましょう!

米国の政策金利とインフレ

金利なかなか下げる気配ないね。
市場参加者が勝手に下げる予想をしていただけですからね。FRBはしばらく下げる予定はないと以前から言っています。

政策金利の引き上げ

FRBは『政策金利を後2回引き上げる可能性がある。』と言っています。

基本的に金利を引き上げる宣言は『タカ派発言』で、いきすぎた投資や消費の熱を冷ますために行います。

米国の現状として、コアCP(インフレ率)がなかなか下がらないので、FRBはそうしたタカ派発言をしています。

実際に2回の政策金利の引き上げがあるかどうかはわからないというのが現状です。

というのも結局FRBも決断の参考にするのは経済指標だからです。

なので、その経済指標の結果が出ないとわかりません。

特に参考にされると思われるのは

  • CPI(消費者物価指数)
  • コアCPI(食品・エネルギーを除くコア)
  • PPI(生産者物価指数)
  • コアPPI(食品・エネルギーを除くコア)
  • 雇用統計

この辺りはかなり注目すべきです。

実際には他にもたくさんありますが、特に重要だと思うものを紹介しました。

例えば雇用統計の結果、雇用が強ければ金利を引き上げる余地はあります。(インフレが収まっていなければ。)

CPI・コアCPIの両方が収まっていれば金利を上げる必要はありませんし、逆に全然収まっていなければまだまだ金利を上げる必要があるかもしれません。

今の米国のインフレは?

まずはCPI(消費者物価指数)から

CPI

(マネックス証券/経済指標カレンダーより引用)

続いてコアCPI

コアCPI

(マネックス証券/経済指標カレンダーより引用)

CPI(総合)は順調に右肩下がり。

コアCPIは2023年に入ったあたりからなかなか下がっていないというのが現状です。

5月結果 前年比 前月比
CPI(総合) 4% 0.1%
コアCPI 5.3% 0.4%

これを下げるために2%まで金利の引き上げを行っています。

現状CPI(総合)はある程度下がっていますが、コアCPIはピーク時から1.3%程度しか下がっていません。

これを残り3%ほど下げる必要があります。

これは普通に考えて時間がかかると思いませんか?

金利の引き上げ自体は間も無く実際に終わると思います。

しかし、利下げに踏み切るのはある程度先になるだろうと考えられます。

景気後退と株価と米国株の購入タイミング

景気後退が来ると株価は例外なく下がります。

しかし、景気後退が来る前に政策金利の引き上げが完全に終わるはずです。

金利が上がらなくなると株価は上昇します。

実際に、『7月以降に残り2回の利上げの可能性がある』とFRBからの発言がある以前は株価が上昇傾向でした。

その発言前までは金利はもう上がらないだろうと予想されていたからです。

つまり、再び金利はもう上がらないだろうと予想できる時点で株価は上昇すると思います。

ただ、金利が上がりすぎると企業の業績が悪くなります。

雇用状況も悪化するでしょう。

その結果、一気に株価は下落。景気後退です。

FRBは利下げに踏み切るでしょう。

しかし、景気後退のタイミングは様々な予想がされていますが、実際予測することは不可能です。(偶然タイミングを当てられる場合はありますが。)

つまり予想する必要は特にないということです。

ただし、現在の経済指標などで今自分がいるこの世界はどういう状況か?ということを知っておくことは大切です。

例えば投資ブームに乗っかって大金を投資して、その後すぐに景気後退に入り大暴落。

なんてこともあり得ます。

少なくとも、市場が盛り上がっているときはあまり大きく手を出さない方がいいというのが僕の考えです。

ただし積立投資や普段から定期的に買い付けている場合は続ける方がいいと思います。

  • 景気後退では株価は下がる
  • 景気後退のタイミングは予測できない
  • 積立投資は続けるべき
  • 投資ブームをきっかけに大金を突っ込むな!

まとめ

米国のインフレと景気後退
  • 米国の景気後退近づいていると思われる
  • 米国の金利はまだ引き上げられる可能性は十分にある
  • インフレが収まるまで利下げはされないと考えられる
  • コアCPIはピーク時(2022/09)から1.3%しか下がっていない
  • コアCPI(インフレ率)はまだ3%以上下げる必要がある
  • 景気後退は株価は下がる
  • 景気後退のタイミングは読めない
  • タイミングが読めないからこそタイミングを読まない積立投資は続けるべき

今回は現状の米国経済についてのお話でした。

言いたいことが多すぎて言い切れない部分はありますが、基本的にタイミングを読んで投資をするのはお勧めしません。

そんなことができるなら、プロの証券マンが運用するアクティブファンドはインデックスファンドに勝ちまくっているはずです。

最後に軽く個人的な予想のお話。

まずタイミングは読めませんww

しかし、景気後退では何が起きるのか?

まず企業の業績が下がり株安。

そしてFRBが利下げに乗り出す。(もしくは乗り出すと市場が予想する。)

その結果ドル安。(相対的に円高)

つまり、株安円高の状況が来ると思っています。

その結果米国株は非常に買いやすい状況が来ると思います。

だからと言って景気後退を待つといつになるかわからないので機会損失が発生する可能性があるので要注意!

というわけで今回はこの辺で!

これからも今と将来の生活を少しでも豊かにするためにコツコツと資産形成頑張っていきましょう!

ではまた!

 

ABOUT ME
お金のないサラリーマン投資家|けい
・投資信託、個別株、仮想通貨を中心に投資中。 ・30歳で資産1000万円 ・主に米国経済についてとことん勉強中 給与と投資による利益で将来の不安の解消と生活の負担の軽減を。あわよくばサイドFIREを目指して奮闘中。
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