この記事では
【日本株】S&P500超え!?史上最強の指数『JPXプライム150指数』
↑で紹介した『JPXプライム150指数』に含まれる銘柄について紹介していきたいと思います!
そこで日本の代表的な指数である『TOPIX』と比較してみていきたいと思います。
なぜ日経平均ではなく、TOPIXと比較するのかというと、TOPIXとJPXプライム150指数は時価総額加重平均だからです。
※日経平均は時価総額加重平均ではありません。
TOPIX
TOPIX構成銘柄 TOP10
長らく横ばいだった指数とはいえ、やはり日本を代表する指数です。
そんな『TOPIX』の構成銘柄について見ていきましょう。
※構成銘柄は2023/05/16時点のものです。
TOPIX 構成比率 TOP10 | |||
コード | 銘柄名 | 構成比率 | |
1 | 7203 | トヨタ自動車 | 3.5% |
2 | 6758 | ソニーグループ | 3.0% |
3 | 6861 | キーエンス | 2.2% |
4 | 8306 | 三菱UFJフィナンシャルグループ | 1.8% |
5 | 9432 | 日本電信電話 | 1.8% |
6 | 4568 | 第一三共 | 1.4% |
7 | 8316 | 三井住友フィナンシャルグループ | 1.4% |
8 | 4502 | 武田薬品工業 | 1.3% |
9 | 6501 | 日立製作所 | 1.3% |
10 | 7974 | 任天堂 | 1.2% |
日本を代表する企業が名を連ねていますね。
東京証券取引所プライム市場の原則全銘柄を時価総額順に並べているので、有名企業が並ぶのは当然といえば当然ですね。
ただし、やはりその中には成長しきった成熟企業も多く、なかなか今後の成長が見込めなかったり、業績があまりよろしくない銘柄も含まれます。
これは『TOPIX』と言う指数の性質上仕方のないことです。
こうしたこともあって、なかなか順調に成長できないと言う一面もあるのだと思います。
しかし、TOPIXは日本の銘柄を幅広くカバーしています。
つまり、TOPIXが右肩上がりになった時というのは、日本株が全体的に上向きになっていると判断できます。
JPXプライム150指数
JPXプライム150指数
改めて【日本株】S&P500超え!?史上最強の指数『JPXプライム150指数』
この記事で紹介したように、業績も良く、市場にも評価されている銘柄を集めた指数になります。
では、『TOPIX』と『JPXプライム150指数』の構成銘柄はどのような違いがあるのでしょうか?
JPXプライム150指数 構成比率 TOP10 | |||
コード | 銘柄名 | 構成比率 | |
1 | 6758 | ソニーグループ | 5.6% |
2 | 6861 | キーエンス | 4.2% |
3 | 9432 | 日本電信電話 | 3.3% |
4 | 4568 | 第一三共 | 2.6% |
5 | 4502 | 武田薬品工業 | 2.5% |
6 | 6501 | 日立製作所 | 2.4% |
7 | 7974 | 任天堂 | 2.3% |
8 | 8035 | 東京エレクトロン | 2.2% |
9 | 9433 | KDDI | 2.1% |
10 | 7741 | HOYA | 2.1% |
時価総額加重平均なので、TOPIXと似てはいますが異なりますね。
まずトヨタや銀行株が入っていません。
日本のかなり大きな銘柄にもかかわらず指数に含まれていません。
しっかり指数に含める銘柄を選別基準に沿って選別してくれていることがわかりますね。
東京エレクトロンや今流行りの半導体。
HOYAはレンズ。コンタクトレンズやメガネの『アイシティ』を経営。
それに加えて、液晶や半導体製造工程に使用するフォトマスク。HOYAも半導体関連ということです。
他にも個人投資家に人気な銘柄であるKDDIがTOP10にランクインしていたりとTOPIXとは異なる部分が見えます。
また構成銘柄のうちで、TOPIXには含まれているけど、JPXプライム150指数には含まれていない業種というのもあります。
例えば
- 銀行業
- 非鉄金属
- 鉄鋼
- 鉱業
- 石油石炭製品
- 繊維製品
- ガラス・土石製品
などです。
他にも含まれていないものはあります。
つまり、TOPIXと比べてJPXプライム150指数は少し偏りがあると言ってよいでしょう。
この指数が右肩上がりだからといって日本の企業全てが右肩上がりである。
とは言い切れないということですね。
まとめ
- 『TOPIX』も『JPXプライム150指数』も時価総額加重平均
- 『TOPIX』は東京証券取引所プライム市場の原則全銘柄をカバー
- 『JPXプライム150指数』は厳選150銘柄
- 『JPXプライム150指数』には含まれていない業種が多数ある
- 『JPXプライム150指数』はトヨタなど日本最大の企業も含まれておらず選別基準に忠実と言える(忖度がない)
- 『JPXプライム150指数』は優れた企業をしっかり選別しているが、業種に偏りがある
今回はTOPIXと比較をしながらJPXプライム150指数をご紹介しました。
JPXプライム指数は150銘柄しか含まれない分、一銘柄の構成割合も大きくなっています。
その分値動きは少しおきくなることが予想されますが、時価総額の大きな企業の割合が多いので気になるほどではないと思います。
個人的にこの指数は非常に期待している指数です。
今後ETFや投資信託として扱われることがあれば利用したいと思っています。
また、やはり構成銘柄は今後も期待できる理由がある銘柄ばかりなので、構成銘柄を参考にしつつ個別株投資も行っていきたいと思っています。
というわけで今回は前回の記事の補足のような内容でした。
少しでもになれば幸いです。
では、今と将来の生活を少しでも豊かにするために一緒に資産形成をコツコツ頑張っていきましょう!
ではまた!