この記事では
- 来年から新たに始まる新NISAで一体何に投資をするべきか?
新NISAで投資デビューするという方にも、すでに投資をやっているという人にも参考になれば嬉しいです!
それではやっていきましょう!
新NISAで投資をするもの
何に投資をすれば良いのか?
まず前提として、
新NISAだからと言って投資先が変える必要はありません。
あくまで、自分の目的に応じて投資先は選ぶべきです。
例えば
- 配当金が欲しい人(収入アップ)
- 将来に備えてインデックス投資で資産を最大化したい人(老後の準備)
- 成長株で大きな値上がり益を狙いたい人(早くお金持ちになりたい)
などなど目的は人によって違います。
なので、その目的に合った方法を選びましょう。
そんな中で新NISAには
- つみたて投資枠
- 成長投資枠
というものがあります。
つみたて投資枠は投資信託に投資をすることになると思います。(上限600万円)
成長投資枠は投資信託を含めてつみたて投資枠よりも多くのものに投資ができます。(上限1200万円)
何に投資するかは自由ですが、その上で僕の意見を書いていきたいと思います。
つみたて投資枠
まず結論から言うと
つみたて投資枠で僕がオススメするのは
全世界株式インデックスです。
全世界株式のインデックスで代表的なものは
『eMAXIS Slim全世界株式(オールカントリー)』です。
なぜ全世界株式なのか?理由は単純
- 最もリスク分散されているから
ではどのように分散されているのか?
- 地域分散
- 通貨分散
- 時間分散(つみたて投資)
ですね。
株式のみの投資信託なのでアセットクラスの分散はされていません。
また、時間分散は人によってあまりできない場合もあります。
年齢などの関係で投資期間がどうしても短くなる人ですね。
そうした場合は債券などでさらに分散するのも良いかと思います。
S&P500など米国株への集中投資は過去のリターンが高く魅力的です。
ただし、米国株集中投資はドルに依存していることになりますし、当然米国の経済に大きく影響されます。
そして、他の国の経済が強くなった時に恩恵を受けることができません。
永遠に続きそうな気がする米国でも、この一強時代がいつまで続くかは誰にもわかりません。
実際に今も第三世界が基軸通貨であるドルから脱却していこうという動きがあります。
さらに欧州のメガバンクである『BNPパリバ』もデジタル人民元の利用を促進するというニュースもありました(2023年5月頃)
また、歴史を見ると基軸通貨は80年〜100年で入れ替わっています。
1944年から基軸通貨となっているドルは来年で80年目です。
正直なところ僕はドルが終わるということは信じられませんが、歴史を見るとあり得ないことではないということがわかります。
こうしたことから、(若い人など)投資期間が長期であればあるほど全世界株式で広くリスク分散をしておくことが資産形成をするにあたって最も良い選択の一つではないかなと考えています。
- いつまで米国が強い時代が続くかわからない
- ドルから脱却の動きが世界の一部で少なからずある
成長投資枠
成長投資枠については多くの投資商品に投資ができます。
最初にも言ったように目的によって変えることが良いのかなと個人的には思っています。
- 配当金が欲しい人(収入アップ)
- 将来に備えてインデックス投資で資産を最大化したい人(老後の準備)
- 成長株で大きな値上がり益を狙いたい人(早くお金持ちになりたい)
これですね。
SNSなどでは結局配当金の再投資に投資枠を使う必要がないものが最も良い。
つまり、『配当金を内部で自動再投資してくれる投資信託が資産の最大化において最も効率的だ。』
という声が多いです。
これは正直その通りだと思います。
しかし、資産を最大化することが全てか?と言われるとそうではないと思います。
例えば税金なしで配当金を得ることでキャッシュフローが潤沢になります。
そうすることで生活が豊かになったり、仕事以外の収入を得ることで心に余裕が持てたりすることもあるでしょう。
また、増配を狙うことで再投資をすることなく収入が増やすこともできます。
また、大きな値上がり益を狙ってグロース株に投資をすることで一気にお金を増やすことができるかもしれません。
元々ある程度お金に余裕がある人は税金なしで大きなキャピタルゲインを得ることで一気にFIREすることができるかもしれません。
このように人それぞれ事情か異なるわけですから、他人の投資方法に口を出すのは野暮というものです。
ちなみに僕は増配狙いの投資をしていくつもりです。
では目的別投資の例を少し挙げてみましょう。
- 目的によって投資方法は変えるべき
- 他人の真似はしなくてOK
配当金が欲しい人(収入アップ目的)
これは高配当株か増配株が良いと思います。
個人的にはある程度増配も見込めるものが良いでしょう。
例えば日本株で言うと
- KDDI
- NTT
- 三菱HCキャピタル
- リコーリース
- 積水ハウス
- アルフレッサHD
- 三菱商事
- 丸紅
- アステラス製薬
などなど増配をしている株主還元意欲の高い企業はたくさんあります。
上に挙げたのはあくまで一例です。
米国株で言うと
- コカ・コーラ
- ジョンソン・エンド・ジョンソン
- P&G
- キンバリークラーク
- アッヴィ
- シェブロン
- エクソンモービル
- スリーエム
- ペプシコ
- マクドナルド
- バンガード・米国高配当株式ETF(VYM)
などなど。
増配も期待できる銘柄だと考えています。
老後の備えがしたい(資産の最大化が目的)
これは長期投資を前提としての全世界株式インデックスです。
- eMAXIS Slim全世界株式(オールカントリー)
で良いと思います。
もし構成比率を変えたり、他のアセットクラスに投資がしたいのであれば
- eMAXIS Slim米国株式(S&P500)
- eMAXIS Slim国内株式(TOPIX)
- eMAXIS Slim新興国株式
- SBI・V・先進国株式(除く米国)
- SBI・V・世界小型株式(除く米国)
- eMAXIS Slim先進国債券インデックス
- SBI・iシェアーズ・米国総合債券インデックス・ファンド
- eMAXIS Slim先進国リートインデックス
- SBI・iシェアーズ・ゴールドファンド(為替ヘッジなし)
このようなものでアレンジしてみてもいいかもしれないです。
しかし、リスクも分散しつつしっかり無難に資産形成をしていくにはオルカンで十分です。
勝手にリバランスもしてくれるので安心してほったらかし投資ができます。
一気にお金持ちになりたい(値上がり益狙い)
正直これはオススメはしない方法です。
でも一応例を挙げてみましょう。
例えばテンバガー株を狙うことです。
テンバガー株とは株価が10倍になることが期待できる株のことです。
テンバガー株には見つけ方があります。(確実な方法ではありません)
- 時価総額が小さいこと(300億以下が目安)
- 上場してから5年以内
- 創業者が代表取締役社長、もしくは筆頭株主
- 高成長企業
- 成長が見込まれる業界(今で言うとAIなど)
- 株価が割安であること
このようなものが10倍成長する株であるかもしれません。
繰り返しますが、NISAでこうした株を狙うのはあまりオススメはしません。
そもそもNISAは短期投資用の制度ではないので、狙いづらいと思います。
まとめ
- 新NISAにはつみたて投資枠と成長投資枠がある
- つみたて投資枠は全世界株式インデックスへの投資が比較的安心感がある
- 成長投資枠は目的によって投資対象を変えるべき
- 収入アップが目的の場合は高配当・増配銘柄
- 資産最大化(老後の備え)が目的の場合はインデックス投資
- 早くお金を増やしたい場合はグロース株・テンバガー株への投資
今回は来年から始まる新NISAへの投資についてのお話をしました。
戦争なども起こっていますし、最近世界の情勢いろいろと変わりそうな雰囲気もあります。
そうした不安を感じる方は米国への集中投資をするよりは全世界株式へ投資をした方が精神的には安定するでしょう。
不安になって狼狽売りをすることが最ももったいないことです。
市場にできるだけ長くいることが資産を増やす最大のコツです。
成長投資枠についても安心して投資ができるものへ投資をしていきましょう。
決して無理をした金額で投資をしたり、不安を感じるものへの投資は辞めましょう。
というわけで、これからも今と将来を豊かにするためにコツコツと資産形成頑張っていきましょう!
ではまた!