今回は最近起こっていること(ニュース)について
- 世界にどう影響を与えているのか?
と言うことについて解説していきたいと思います。
それではやっていきましょう!
イスラエルの戦争
戦争はいわゆる地政学的なリスク。
今回は中東での戦争が起きました。
ユダヤ人とパレスチナ人が長い歴史でイスラエルは自分達の土地だ!と言って争っています。
今回はその戦争の延長ではありますが、サウジアラビアやイラン、アメリカなども裏では関わっていて世界には大きな影響を与えるのでは?
という不安感が広まっています。
この戦争はイランがハマスへ武器の供給を行い、戦争をけしかける。
なぜか?
- アメリカの仲介でイスラエルとサウジアラビアは国交正常化しようとしていた。
- しかし、国交が正常化するとイランは包囲される状況になる
- だからそれを邪魔するためにイランがハマスに対してイスラエルと戦争をするようにけしかけた
原油価格の高止まり
中東は原油産出国が多く、戦争に巻き込まれることで当然影響を受けます。
そして、高止まりしているのが現状です。
一時落ち着いたようにも見えましたが、まだまだ先は見通せない様子です。
今後の戦争の行方によってまた影響していくと思われます。
これに関しては戦争が広がればまた原油価格は上がると思いますし、そうでなければ落ち着くと思います。
つまり、戦争の行方によって原油価格は変わってくるので今後どうなるかわかりません。
現在の石油株はリスクの高い投資先ということになります。
金やビットコイン
戦争が起こるとよくあることですが、『有事の金』として金が買われ、金価格が上昇していく傾向があります。
最近ではデジタルゴールドと呼ばれるビットコインにも資金が向かっていく傾向があります。
ただし、ウクライナとロシアの戦争と同じで短期的な上昇になる可能性も低くないです。
しかし、金はドルが下がると上昇する傾向もあります。
なので、来年あたりに米国が利下げすればドル価格が下落し、金や金鉱株が上昇する可能性が高いです。
米国の経済は依然として強い
米国の経済指標はまだまだ強いです。
経済指標
10月発表分をまとめていきます。
①
雇用統計
- 雇用者数は33万6千人と前回よりかなりの伸び
- 失業率は横ばい
- 平均時給はわずかに下落
まだ経済は強いと感じられる。コロナ禍で労働市場から離れていた人たちがかなり戻ってきている。
②
消費者物価指数(CPI)
- コアCPIのみわずかに下落
今回の戦争で原油価格が上昇。戦争の進捗によってはCPIは少し高止まりのリスクも…
③
小売売上高
- 前回と比べてほぼ横ばい
しかし、予想を大きく上回る。サービス業は依然として強い。
これは一部ですが、今月の経済指標を見るとインフレが再燃しているというよりは、思っているよりもインフレが落ち着かなかった。
経済が強く、インフレが少し高止まりしているだけ。という印象です。
現在米国では、コロナでの過剰な現金給付が底を付いており、借金がかなり増えている人も多いようです。
また、学生ローンの返済も再開し、今後消費が減っていくことが考えられます。
つまり、このまま金利を高い水準においておくことでインフレは自然と落ち着いていくと思われます。
FRBの利下げタイミングの舵取りが非常に大切になってきますね。
経済指標ではまだ強い結果は出ていますが、今後は悪くなっていくと個人的には思っています。
まとめ
戦争がどうなるか?
という点においては不透明感が残ります。
しかし、いずれ終わることは間違いないのでいつも通り積立投資など堅い投資は続けていきましょう。
米国の経済については依然として強いですが、今後景気後退はやってくると思います。
景気後退はせずに済むのではないかというソフトランディングへの期待がされていますが、正直ほとんどそれはないと思います。
歴史上、FRBが景気後退を逃れることができたのはたったの一回だけです。
11回の挑戦のうち1回だけなので10%以下の確率でしか成功していないのです。
つまり、『今回はいつもとは違って景気後退にならないんだ』という淡い期待は捨てておいた方が無難です。
投資で注意すべきことに『今回は違う』と思うことです。
それはただの思い込みで、大抵いつも通りです。
未来は読めませんが、無難なインデックス運用や、しっかりとした業績を上げている銘柄への投資をするようにしましょう!
というわけで今と将来の生活を少しでも豊かにするためにコツコツと資産形成を頑張っていきましょう!
ではまた!