この記事では
新たに出た一株優待の銘柄について紹介する記事です。
投資を煽る記事ではありません。
ラストワンマイル(証券コード:9252)
2023/10/16時点で一株4065円です。
どんな会社??
電気・ガス・宅配水などインフラサービスの取次販売・インフラ代行を行っている会社。
まるッとガス、まるっと電気、まるっとウォーターなどインフラ関係をワンストップで供給している会社です。
つまりはこの会社に頼めば、ライフラインは整っちゃうよ。ということですね。
どんな株主優待?
注目の株主優待は
- 1〜99株保有:1,000円分のギフト券(年2回)
- 100株以上:5,000円分のギフト券(年2回)
あと注意点としてはギフト券というのは何のギフト券なのか?ということについては公表されていません。
『ラストワンマイルで使えるギフト券』とかだと期待はずれで株価は下がること間違い無しですw
また条件として、
①2月末と8月末が権利確定日で2回連続で株主名簿に名前が載っていること。
今が10月なので、次の2月、そして8月まで持っていて初めて優待がもらえるという事ですね。
②メールアドレスをラストワンマイルに教えること
- 1株で2,000円の優待なので、利回りは約50%
- 配当金はありません
- ギフト券は何のギフト券かはまだ謎のまま
なんでこんなに大盤振る舞い??
※ここからは個人的な考えです。
まず一つ目。
①株主優待をもらう条件としてメールアドレスを教えるということ
顧客の新規開拓が目的?
一株優待で個人投資家を一気に集めて営業をかけていくことも目的の一つかなと考えました。
二つ目。
②ストックオプションの行使
社長の役員報酬は無し。(2022/12〜2023/11まで)
その代わりにストックオプションの行使によって大きな利益が得られる可能性があります。
時価総額が2028年1月31日までに
- 100億円以上になると新株予約権の42%
- 200億円以上になると新株予約権の83%
- 300億円以上になると新株予約権の100%
の株を買うことができるようになります。
上記は2023/01/13に発表された分のストックオプションを行使するための条件です。
このストックオプションの権利を行使できれば、従業員・役員は一株771円で購入ができることになります。
時価総額が100億円は既に超えています。
771円で株を購入できた場合、時価総額が300億円になる頃には株価は15倍くらいになっています。
ストックオプションとは?
従業員や役員が一定の価格で自社株を購入できる権利のこと。
従業員、役員が株価を上げる努力をするため、モチベーションアップにもつながる報酬制度です。
株価を押し上げるので株主にとっても良い制度ではあります。
まとめ
ストックオプションは従業員のモチベーションも上がり、株価も上がって、株主にとっても悪い制度ではありません。
しかし、今回のように利益の上昇に伴って株価が上がるのではなく、無理矢理押し上げている形の上昇には注意が必要です。
この上昇に利益が追いつかなければ株価が一気に下落することは容易に想像できます。
実際に、このラストワンマイルの信用買い残は2023/10/16時点で351倍ととんでもない数字になっています。
※信用買い残が多いということは株価が上がったときに売られる分が多く、上値が重くなる傾向があります。
利回りの大きすぎる株主優待もいつまで続くかわかりません。
短期的な上昇に賭けるのは悪くないと思います。
ただ優待が廃止されれば一気に株価は下がると思いますし、いつでも逃げる準備だけはしておくようにしましょう!
今回は、速報としてざっくりとした内容でした!
ではまた!