この記事では
- 来年に一体何が起きるのか?
- 来年何が起こりそうだと思われているのか?
ということに焦点を当ててお話ししていきます。
それではやっていきましょう!
2024年に起こりそうなこと3選
①米国の景気後退
これはおそらく来年中には来ると思います。
そう思えるのは主に、
- 逆イールド(長短金利差の逆転現象)が解消されつつある
- 雇用状況が悪化しつつある
雇用が悪化すれば景気後退とされるのはイメージしやすいかと思います。
正確には景気が悪くなったから雇用状況が悪化するという感じですね。
景気が悪くなると政策金利の引き下げが行われると考えられます。
すると、現在のドル高に終止符が打たれ、ドル安が進んでいくと考えられます。
景気後退では株は下がる
景気後退は最近よく触れています。
前回の記事でも紹介しましたね。
過去の景気後退での下落率は上のリンクから
基本的に全ての株が下がると思っておいた方がいいです。
生活必需品や公益、ヘルスケア、通信といったディフェンシブ株はダメージは小さいかもしれませんが、それらも下がらないというわけではありません。
ただ、景気後退はタイミングが読めないので、もし備えたいという人は景気敏感株よりもディフェンシブ株の割合を増やしておくといいのではないでしょうか?
景気後退では全ての株が下がる
- 下がりづらい銘柄で対策!
- 債券や金など株式以外の資産もあり
②日本の利上げ
日本は世界が金利を引き上げている時に、一切金利を上げずに静観していました。
とはいえ、日銀は政策金利をまだ動かしていないものの、長期金利の上限をじわじわと上げています。(日銀のイールドカーブコントロール)
しかし、まだまだ低い金利であることは間違いないのでそこまで市場に影響は出ていません。
ただし、今後政策金利の引き上げが行われるかも?ということは囁かれています。
個人的にはまだ政策金利の引き上げは無いと思っています。
しかし、もしも本格的に利上げが行われると去年の米国と同様に株は下落すると考えられます。
そして、それに伴って円高が進行することも考えられます。
最後に利上げによるメリットを受ける銘柄といえば銀行株。
金利が上がればお金を貸せば貸すほど利益が大きくなります。
もし日銀が利上げを進めるのであれば銀行株を少し持っておくのもいいかもしれませんね。
金利が上がって儲かる銘柄で対策!
③為替(ドル円)の動き
さて、①と②がどちらが起こったとしても為替への影響も小さくなさそうです。
- ①の景気後退ではドル安が進行。(相対的に円が高くなる)
- ②の日銀の利上げでは円高が進行。(相対的にドルが安くなる)
- 両方が同時に起これば円高ドル安がかなりの速度で進んでいくことも考えられる
つまり、2024年は円安トレンドが終わり、円高ドル安が進む可能性があると考える投資家は少なくないと思います。
これにより、日本株から一定の資金が逃げてしまう可能性があります。
しかし、一方でこの対策としては円高メリットがある銘柄を持つという選択肢もあると思います。
つまり輸入に頼ったものを利用している企業です。
小麦などの食品や原油などのエネルギーも輸入に頼っています。
家具なども輸入に頼っている所がありますね。
円高に備えるなら円高メリット銘柄で対策(輸入に頼っている銘柄)
まとめ
- 米国景気後退→【対策】ディフェンシブ株や株式以外の資産
- 日本の利上げ→【対策】利上げで利益が出る銘柄を持つ
- 円高ドル安→【対策】円高メリット株を持つ
どれも実際に起こるかどうかはわからないです。そして起こったとしても全て起こるとは限らないです。
今回はこのように多くの投資家がこれらのことは頭の片隅に置いているであろうということをまとめました。
もちろんこれらはあくまで可能性があるというだけでいつ起こるかも、本当に起こるかどうかもわかりません。
そのため、ほとんど株価には織り込まれていないと思います。
しかし、実際に起こるとしても、実際に起こる前に株価に織り込まれます。
それが株式市場です。なので、タイミングを測って投資をする場合は非常に俊敏に。そして多くの情報を手に入れておかなければなりません。
実際それは不可能に近いです。
みんなが注目していることが株価に反映されるのはものすごいスピードです。
なので、もしもタイミングを狙うのであれば、みんなが注目しているものに自分も注目するのではなく、みんなが気づいていないところを狙っていく方が現実的かもしれませんね。
とはいえ、景気後退などに対策をしておかないと市場から離脱してしまう可能性があります。
自らのリスク許容度をはみ出さないように資産管理をしっかりおこなって投資をしていきましょう!
というわけで、今と将来の生活を少しでも豊かにするためにコツコツ資産形成頑張っていきましょう!
ではまた!