この記事では
- これから円高になる理由
- 円高で儲かる銘柄
についてお話ししていきたいと思います。
株価は早い段階でいろんな情報が織り込まれます。乗り遅れないように能動的に情報をとっていきましょう!
それではやっていきましょう!
円高になる理由
円高になる理由①
まず一つめは米国の金利です。
米国はインフレが激しく利上げを進めていました。
しかし、最近利上げの効果が現れ始めてインフレは鈍化してきています。
そして現在、市場参加者は利上げの打ち止めを確信し、利下げへの期待を持っています。
つまり、『そのうち金利が下がるはずだ』と思っているわけです。
それも早ければ2024年の5月に利下げが来ると織り込んでいるんです。
かなり早いですね。
とはいえ、実際に3月に金利を下げるかどうかはわかりませんし、どこまで金利を下げるかはわかりません。
景気とインフレの動向次第というところです。
そうしたことからどこまでドルの価値が下がって円高に流れるかはまだ読めません。
現状では、円高に流れていく空気感が強くなってきている。ということです。
円高になる理由②
二つ目は日銀の利上げです。
日本でもインフレが進んでいます。
インフレを抑え込むために日本も利上げに踏み切る可能性があります。
最近までアメリカがしていたことですね。(まだ終わってないかもしれないけど)
実際に今まで制限していた長期金利の上限をだんだん上げていっています。
そして、金利を日銀が上げていくことになれば円高は進みます。
結局為替は金利による影響が大きいです。
ただ、本当に利上げが行われるかどうかはわかりません。
日本の利上げに関してもそうなるかもしれない。そうなりそうだという空気感が強くなってきている。ということです。
市場はその空気感を織り込みます。
米国で利下げ、日本で利上げ。両方が進むとかなり円高が進みそうです。
片方だけでも円高は進むはずです。
というわけで円高による恩恵を受ける銘柄を見ていきましょう!
円高メリット銘柄
円高メリットとはどういう銘柄か?
シンプルに海外から仕入れて販売する会社ですね。
円の価値が高いと少な金額でたくさん仕入れることができますからね。
というわけで一部の銘柄を紹介。
セリア
国内で2位の100円ショップです。100円ショップは総じて円高メリット銘柄と言っても良いと思います。
しかし、その中でもセリアは優秀ですね。
円高になると海外からの仕入れに容易になります。
100円ショップの中でも高い営業利益率を誇っています。
食品などの利益率が低い商品よりもその他の利益率の高い商品の売上が他の100円ショップよりも高いことや、独自の在庫管理システムなどで効率よく稼げているようですね。
また、多くの100円ショップは100円ショップと言いながらも200円や500円、1,000円の商品などもたくさん販売するようになってきています。
それに対して、セリアは100円へのこだわりが非常に強いです。
『値札を見ずに買い物ができる価値』は非常に高いと考えているようです。
確かに僕もセリアでは値札は見ませんが、ダイソーでは見てます笑
ニップン
国内製粉業界で2位のシェアを誇る会社です。
製粉ということは、そう!小麦ですね。
そのほかにも、とうもろこしや大豆など穀物全般を原料とした商品を扱っています。
オーマイパスタとかレガーロとかのブランドは有名ですね。
中国、タイ、インドネシア、アメリカにも進出していて今後も成長が期待できます(現状中国は不安が残りますが…)
まぁ、あまり海外に展開すると海外で稼ぐことになるから円高メリットが薄れるんですけどね笑
さて、最近円安に伴って非常に小麦製品の価格が上がりましたね。
これは小麦を輸入に頼っているからに他なりません。(ウクライナ戦争もそれに拍車をかけました。)
円高が進んで小麦やその他の穀物も安く仕入れることで利益が上がり、株価の上昇も見込めます。
また、業種が食品ということもあって比較的ディフェンシブな銘柄であることも特徴の一つです。
オーマイの冷凍食品なんかはレンジでチンするだけで簡単に調理できて非常に美味しいので海外でもどんどん人気が出そうですね。
ニトリ
家具の小売店です。
『お、ねだん以上、ニトリ♪』のCMで有名ですね。
商品の9割以上を海外で製造しているニトリ。
最近の円安では大打撃を受けました。
しかし、円高になれば回復の見込みは十分にあります。
また、ユニクロのように海外への展開にも今後力を入れていきたいとニトリの社長はコメントしています。
そうなれば円以外のさまざまな通貨も使用することになります。
つまり円安のメリットも享受することができるようになる可能性があります。
今後為替による業績の不安定感も少しは和らぐかもしれませんね。
まとめ
- 為替は国と国の金利差によって動く
- 円高で稼げる銘柄もある
- 円高の恩恵を受けるのは輸入したものを売る銘柄
- セリア(100円ショップ)
- ニップン(製粉)
- ニトリ(家具)
今回紹介した銘柄はあくまでも一例で投資を煽るわけではありません。
輸入に頼っているものは円高メリットは確かにあります。
ですが、他にも円高のメリットを享受できる銘柄はあります。
例えば円高になると海外へ日本人が行きやすくなります。つまり旅行業界の銘柄も円高メリットがあると言えます。
さて、今回紹介した銘柄ではセリアのような国内で稼ぐ企業が最もメリットを享受できそうです。
ニトリもニップンもまだほぼ国内ですね。
ニップンに関してはディフェンシブ銘柄ということもあって他の2銘柄と比べておとなしい値動きになりそうです。
というわけで今回は時流に乗った個別銘柄の紹介でした!
これが確実に増える!というわけではないですが非常に期待されているのは間違いないです。
短期・中期的な投資になるかもしれませんが非常に面白いと個人的には思います。
というわけで今と将来の生活を少しでも豊かにするためにコツコツと資産形成を頑張っていきましょう!
ではまた!