前回紹介したのは『iシェアーズ 米国連続増配株 ETF(2014)』。
これですね!
『DGRO』という米国の連続増配銘柄に投資をしてくれる投資信託でした。
詳しくはここから↓
ということで今回は
- SBI・V・米国増配株式インデックス・ファンド(年4回決算型)
こちらの投資信託と比較していきたいと思います!
それではやっていきましょう!
SBI・V・米国増配株式インデックス・ファンド(年4回決算型)
SBI・V・米国増配株式インデックス・ファンド(年4回決算型)とは?
まず、この投資信託は2024年2月28日に設定される新しい投資信託です。
そして、『iシェアーズ 米国連続増配株 ETF(2014)』は『DGRO』という米国の連続増配銘柄に投資をしてくれる投資信託でした。
一方で『SBI・V・米国増配株式インデックス・ファンド(年4回決算型)』は『VIG』という米国の投資信託に投資をしてくれる投資信託です。
『VIG』はS&P米国ディビデンド・グロワーズ・インデックス(円換算ベース)という指数に連動しています。
この指数の大きな特徴は
- 10年以上連続増配している米国企業
- 時価総額加重平均
この二つですね。これが『VIG』の特徴と言えます。
というわけでVIGとDGROを比較していきます。
VIGの投資条件
- 10年以上連続増配している米国企業
- 時価総額加重平均
DGROの投資対象
- 配当性向が75%以下であること
- 最低でも5年間連続配当していること
- コンセンサス予想では利益がプラスになっていること
- 配当加重平均
手数料について
『SBI・V・米国増配株式インデックス・ファンド(年4回決算型)』の手数料は…
SBI・V・米国増配株式インデックス・ファンド(年4回決算型)【VIG】
- 信託報酬:0.1238%程度
- 税金:配当控除は不可能(内部で外国税額控除はされる)
iシェアーズ 米国連続増配株ETF(2014)【DGRO】
- 信託報酬:年0.121%程度
- ライセンス料等:上限年0.0286%
- 税金:配当控除は不可能(内部で外国税額控除はされる)
※SBI・V・米国増配株式インデックス・ファンド(年4回決算型)【VIG】については運用前なので、既に運用されている自動再投資型の同一銘柄を参考にしました。よってライセンス料は信託報酬に含まれていると推測できます。
投資信託であれば年間0.022%(予想)のポイントが付くので実質手数料はより低いと考えられますね。
コスト面では『SBI・V・米国増配株式インデックス・ファンド(年4回決算型)【VIG】』が勝利と言っていいでしょう。
分配金について
VIGの分配金はこのように推移しています。
2014年 | 1.585ドル |
---|---|
2015年 | 1.819ドル |
2016年 | 1.826ドル |
2017年 | 1.9191ドル |
2018年 | 2.0377ドル |
2019年 | 2.1339ドル |
2020年 | 2.2965ドル |
2021年 | 2.6601ドル |
2022年 | 2.9725ドル |
2023年 | 3.2081ドル |
『VIG』の分配金は2023年の実績が3.2081ドルでした。
- 価格:174.36ドル(2024/02/02時点)
- 配当利回り:1.84%(2023年の実績より)
- 2015年〜2023年の増配率:7.35%
次に『DGRO』です。
分配金は『DGRO』は2023年の実績が1.315948ドルでした。
- 価格:55.03ドル(2024/02/02時点)
- 配当利回り:2.39%(2023年の実績より)
- 2015年〜2023年の増配率:9.27%
DEGOの分配金推移は下のリンクから↓
2014年は『DGRO』は運用期間が中途半端なので、2015年〜2023年で比較しています。
分配金に関しては、配当利回りを見ても増配面を見ても『iシェアーズ 米国連続増配株ETF(2014)【DGRO】』が勝利と言っていいでしょう!
価格(値上がり)
次はキャピタルゲインですね。
値上がりはどちらの方が期待できるのでしょうか?
まずは配当を再投資しないシンプルな価格推移を見ていきましょう。
※今回も『DGRO』が設定された2014年を基準に比較していきます。
オレンジが『VIG』、水色が『DGRO』です。
(Trading Viewで作成)
次は配当を再投資した場合で比較してみます。
(Trading Viewで作成)
- 配当を再投資しなければ『VIG』が勝利
- 配当を再投資すれば『DGRO』が勝利
という結果になりました。
配当を再投資するのか?使ってしまうのか?
というのは運用者が決めることなのでこれは引き分けといったところでしょうか。
まとめ
- iシェアーズ 米国連続増配株 ETF(2014)『DGRO』とSBI・V・米国増配株式インデックス・ファンド(年4回決算型)『VIG』の比較
- 投資信託であるSBI・V・米国増配株式インデックス・ファンド(年4回決算型)『VIG』の方が手数料は低く、SBI証券ならポイントも貯まるので勝利
- 分配金は配当利回りも増配率も『DGRO』の方が高く勝利
- キャピタルゲインは再投資無しであれば『VIG』の勝利
- 再投資有りであれば『DGRO』の勝利
注意点:今回は『DGRO』が設定された2014年以降の成績を比較
切り取り時期によってリターンは異なります。
というわけで、今回はVIGとDGROという2つの連続増配ETFを比較しました。
今では国内ETFや投資信託で日本でどちらにも投資することができるようになりました。
こうやっていろいろな投資信託やETFへの投資ができるようになったのも、多くの人が投資を始めてくれたからです。
また、新NISAが開始したことによって一気に顧客を取り込もうとして多くの運用会社がいろんな投資商品を作ってくれています。
今後もしばらくこの流れは続くのかなぁと個人的には思っています。
特に高配当株はブームなのか多くの商品が出てきてますね。
今回比較した増配ETFでは『DGRO』が個人的には一歩リードかなという印象です。
もちろん運用期間がもっと伸びた時、もしくは比較する期間を変えた場合は異なる結果になると思います。
なので、どちらも優良な増配系ETFである以上ある程度好みで選んでもいいかなと思います。
例えば、
- 配当重視なら『DGRO』
- 成長重視なら『VIG』
みたいな感じですかね。
ちなみに僕の場合は『DGRO』が好みです。
というわけでこれからも今と将来の生活を少しでも豊かにする為に一緒にコツコツと資産形成頑張っていきましょう!
ではまた!