投資信託

時価総額加重平均と均等加重

moomoo証券

時価総額加重平均はS&P500とかで使われてるよね。

均等加重も投資信託でよく使われるよね。

どちらもよく聞くかもしれませんね。簡単にこの二つについてお話ししていきますね。

この記事では

  • 時価総額加重平均と均等加重のポートフォリオ調整

時価総額加重平均や均等加重で投資をされる投資信託やETFのポートフォリオ調整について簡単に解説していきます。

それではやっていきましょう!

時価総額加重平均と均等加重

どっちがいいんだろう?

簡単に特徴を説明するのでお好みで選んでくださいね。

時価総額加重平均とは?

そもそも時価総額加重平均とは何なのか?

時価総額加重平均とは構成銘柄の今の時価総額の合計と過去のある時点の時価総額の合計を比較して何倍増えているのか?

ということを算出しているものです。

時価総額の合計なので、時価総額の大きな銘柄の影響を受けやすいのがデメリットです。

一方で株価自体には影響を受けづらいのがメリットです。

と言っても分かりづらい部分もあると思うので時価総額加重平均で投資をしている投資信託などはどうやって投資をしているのか?

めちゃくちゃ簡単に言うと、『時価総額が高ければ高い銘柄ほど多めに投資するよ!!』

というものです。

例えば、S&P500種指数だとアップルとかマイクロソフト、最近ではエヌビディアにはたくさん投資をしています。

TOPIXだとトヨタ自動車や三菱UFJフィナンシャルグループ、NTT、ソニーグループなどにたくさんを投資をしていますね。

時価総額加重平均を使う投資信託とは?

  • 時価総額が高い銘柄が構成銘柄の全体に占める割合が大きくなる

どうやってポートフォリオ調整される?-時価総額加重平均-

時価総額加重平均は構成銘柄の中で時価総額が高い銘柄の割合が大きくなる。

というものでした。

ポートフォリオの調整はどのような傾向があるのでしょうか?

まずその前に

時価総額=株価×発行済株式数

ですね。

なので、時価総額は株価が変化するor発行される株式の数が変わることがわかります。

発行済株式数の変化はそう頻繁に起きることではありませんので、株価の変化について考えていきます。

時価総額はこのように変わります。

ある銘柄の株価が上がる=時価総額が上がる

ある銘柄の株価が下がる=時価総額が下がる

時価総額加重平均は『時価総額が高い銘柄ほど多く組み込まれる』でしたね。

ということは、ポートフォリオ調整としては株価が上がった企業はより多く組み込まれるようになり、株価が下がった企業はより少ない割合になっていくことになりま

つまり『順張り』による投資です。

調子の良い企業にどんどん投資をしていってくれるということですね。

時価総額加重平均を使う投資信託のポートフォリオ調整(順張りスタイル)

  • 株価が上がった企業はより多い割合になる。
  • 株価が下がった企業はより少ない割合になる。

均等加重とは?

均等加重は非常に分かりやすいです。

全ての銘柄に均等に投資をする方法です。

例えば10銘柄に投資をするなら各銘柄の構成比率は10%ずつのポートフォリオです。

均等加重は相対的に大型株の組み入れを低くし、小型株の組み入れを高くします。

『大型株が過大評価されている。』や『小型の方が成長する。』と考えている方にとっては魅力的な投資方法です。

均等加重を使う投資信託とは?

  • 大型株、中小型株に関係なく同じ割合(金額)ずつ投資をする

どうやってポートフォリオ調整される?-均等加重-

均等加重の場合の投資信託などがポートフォリオを調整する場合、全ての銘柄の割合を均等にしていくことになります。

上昇した銘柄は上昇した分、ポートフォリオ全体に占める割合が大きくなります。

逆に下落した銘柄は下落した分、ポートフォリオ全体に占める割合が小さくなります。

大きくなった銘柄は減らす必要があり、小さくなった銘柄は増やす必要がある。ということになります。

つまり、『上がっている銘柄は売られ、下がっている銘柄は買われる』というポートフォリオの調整方法になります。

いわゆる『逆張り』の投資と言えます。

これは、業績が悪く、株価が下落している銘柄をどんどん追加していくという危険性を孕んでいます。

落ちるナイフを掴む可能性がある投資法とも言えるので注意が必要だと僕は思っています。

均等加重を使う投資信託のポートフォリオ調整(逆張りスタイル)

  • 株価が上がった企業は減らすことになる。
  • 株価が下がった企業は増やすことになる。

まとめ

時価総額加重平均と均等加重
  • 時価総額加重平均は時価総額が高い銘柄の割合が多くなる仕組み
  • 均等加重は全ての銘柄が均等になる仕組み
  • 均等加重は中小型株のウェイトが相対的に高くなる
  • 時価総額加重平均の投資信託は順張りの投資法になる
  • 均等加重の投資信託は逆張りの投資法になる

今回は投資信託などで頻繁に用いられる時価総額加重平均と均等加重について簡単に解説しました。

僕は個人的に自動的に逆張り投資をする均等加重はどうしても危険な銘柄の組入比率が減らせないというのは少し危険に感じます。

一方で時価総額加重平均は危険な銘柄の組入比率は自動的に下げられることになるので比較的安心感のある投資法だと思います。

また、勢いのある銘柄の組入比率を高めてくれるのもありがたいですね。

とは言っても逆張りが好きな人もいると思いますし、逆張りの方が良い成績を残すパターンも少なくないと思います。

なので、これに関しては特徴を知った上で各々が自由に選択をすればいいのかなと思います。

大切なのは投資を続けることです。時間を味方につけましょう。

ちなみに僕は時価総額加重平均の方が好きです笑

というわけで、今と将来の生活を少しでも豊かにする為に一緒にコツコツと投資を頑張っていきましょう!

ではまた!

ABOUT ME
お金のないサラリーマン投資家|けい
・投資信託、個別株、仮想通貨を中心に投資中。 ・30歳で資産1000万円 ・主に米国経済についてとことん勉強中 給与と投資による利益で将来の不安の解消と生活の負担の軽減を。あわよくばサイドFIREを目指して奮闘中。
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