今回は以前紹介した信用取引によって株価がどう動くかを予測する方法について少し詳しくみていきます。
- 信用取引されたのタイミングを知る
この方法についてご紹介します。
ちなみに信用取引を見ることでどうやって株価を予測するのか?
については↓の記事から
信用取引で株価を予測
信用取引の動きを知る
なぜ取引の動きを知る必要があるのか?
前回の記事でも紹介した通り、信用取引はお金や株を借りて行う取引です。
借りたものは返す必要があります。
その期限は半年。
では大きく信用取引が行われたタイミングが分かればそこから半年以内に大きく返済が行われるということになります。
では信用残の動きは知ることができるのでしょうか?
信用残の動きは知ることができる
信用残は週に1回発表されます。
週の第二営業日に前週分が発表されます。
前週分なので少しタイムラグはありますが、かなり参考になると思います。
SBI証券などで銘柄を検索しても信用残は出てきますが、推移は見ることができません。
どういう動きをしているかということがわかる方が見やすいと個人的には思います。
ではその信用残の推移はどこで知ることができるのでしょうか。
信用残を知る方法
信用残の推移を知るには、
というサイトで見ることができます。
有料会員もあるサイトですが、特に会員登録をしなくても信用残の推移は確認することができるので安心してください。
見る方法としては
信用残の推移を知る方法
株探(かぶたん)にアクセス→銘柄を検索→時系列→(週次)信用残
信用残の推移の例
では実際に信用残の推移が見れる画面を見てみましょう。
株探より引用
これはトヨタ自動車の信用残、貸借倍率の推移です。
年始から3〜5倍程度の貸借倍率で推移していましたが、5月ごろから信用買いが増えていることがわかります。
つまり、半年以内の売り圧力が強くなっているということがわかりますね。
しかし、一方で信用買いが増えているということは今後株価は上がると予測している人が多いということにもなります。
例えば、この信用買いの上昇は5月8日の決算が良かったことで買いが進んだ可能性があると考えられます。
とはいえ、信用残は一旦買いや売りなどを既に終えた取引であって今後の逆の取引がされる圧力になることには間違いありません。
また、ディフェンシブ株など信用取引に適さない銘柄もあることには注意が必要です。
そうした銘柄は信用残の動きが乏しく、信用残の推移を見ること自体あまり意味のない場合が多いです。
あくまでも信用残は株価を予測する一つのツールということだけは忘れず、その他の情報も注意深く見て投資をするようにしましょう。
まとめ
- 信用残は今後の売り圧力や買い圧力を知ることができる
- 信用残は週に1回、週の第二営業日に前週分が発表
- 信用残の推移は株探(かぶたん)で確認できる
- 信用残の推移で投資家の動きを知ることもできる
- 信用取引が適さない銘柄もある
今回は前回の信用取引での株価予測の補足的な内容でした!
株探では個別株のいろんな情報を知れることができるのでブックマークしておくといいと思います!
今回はタイミング取引をしたい人向けの記事でしたが、超長期投資をする方インデックス投資のみで資産形成をする方にとってはそれほど参考にならないかもしれません。
個別株投資をする人の参考になれば嬉しいです。
というわけで、今と将来の生活を少しでも良くするために一緒にコツコツと資産形成頑張っていきましょう!
ではまた!