この記事では
配当利回りが高すぎる超高配当銘柄
についてご紹介していきたいと思います!
※上昇を保証する記事ではありません。投資は自己責任でお願いします。
超高配当銘柄
前回の記事では
ということで超高配当株はチャンスもあるということに関して書きました。
今回は日本株は今では超高配当と言える銘柄は少なくなってしまいました。
なので海外の銘柄を中心に紹介していきたいと思います。
ブリティッシュ アメリカン タバコ(BTI)
以前↑の記事でも紹介しました。(上の記事では配当金の推移なども紹介しています。)
イギリスのたばこ会社です。
日本のJT以上に大きな会社です。
JTがどんどん株価を高めて配当利回りが下がっている中、BTIの株価はまだ低い水準です。
配当利回りは2018年頃までは今のJTとあまり変わらない3〜5%程度でした。
しかし、その後株価を下げ、みるみる配当利回りが高まっていきました。
その結果9%以上の配当利回りとなっています。
しかも、配当金の推移としては小さく上下はあるものの非常に安定しています。
増配狙いとしては弱いかもしれませんが、ある程度の安定感のある9%の利回りは魅力的に感じます。
また、イギリスのADR銘柄ということもあり、配当金に対する二重課税がないというのも魅力の一つです。
ちなみに株価は少し反転し始めている様子が見えます。
ボーダフォン グループ (VOD)
↑ボーダフォンもこの記事で紹介しています。
これもイギリスの企業で通信会社です。
そしてイギリスのADR銘柄ということで配当金に対する二重課税がありません。
ボーダフォンもずいぶんと株価を下げています。
もともと高配当な銘柄で、5〜7%程度の時は少なくありませんでした。
また、悲しいことに2019年に大きく減配しています。
しかし、その後も株価の下落が止まらず、減配したにも関わらず配当利回りが9%を超えるという超高配当銘柄です。
ただしこの銘柄は3月時点で配当を半減するという報道が出ています。
事業の売却も進め、その資金は自社株買いで還元とのことです。
それでも配当利回りは4.5%前後。自社株買いによる株価の上昇を加味すればわりと悪くない銘柄だと思います。
ベライゾン コミュニケーションズ(VZ)
米国の通信会社です。
通信業はディフェンジブな銘柄です。つまり今のようなAIや半導体で強気な相場ではそこまで注目されない銘柄ですね。
もともと高配当な銘柄で配当利回りは4%程度を推移している時期が多かった銘柄です。
過去10年ほどを遡るとたまに5%に乗ることもありました。
しかし、2022年ごろからは6%〜8%を推移しています。
もちろん少しトラブルがあり株価が下がってしまったというのが大きな要因ではありますが、配当金は安定して出している企業です。
今では米国の景気後退への懸念の声も少しあり、株価は反転が始まっているようにも見えます。
ファイザー(PEE)
米国の製薬会社です。
2022年くらいまでは配当利回りは3%台で推移してきました。
それが今では配当利回りは5%〜6%近くまで高くなっています。
しかし、製薬会社は研究開発費が大きくかかったり、特許切れで売り上げが一気に落ちたりとディフェンシブ銘柄と言われながらも難しいジャンルだと思います。
では配当利回りが下がっているということは先行きが暗いのかというとそういうわけでもありません。
ファイザーは2022年にバイオヘブン、2023年にシーゲンという会社を買収しています。
偏頭痛薬やがん治療薬の会社でそれらを取り込んだことで売上の上昇が見込まれています。
もしその通りになれば利益高まり、株価の上昇や増配も期待できます。
つまり、この超高配当状態は買い時の可能性があるとも言えるのです。
ウォルグリーン ブーツ アライアンス(WBA)
米国のドラッグストアチェーンで、世界的に展開しています。
ドラッグストアなので、どういった事業なのかは想像しやすいと思います。
また、時価総額も日本円に換算すると1兆円を超える大きな企業です。
そんな企業が下落し続けています。
業績も悪化して、減配もしています。
減配してもなお、予想配当利回りは8%を超える超高配当銘柄です。(2024/07/15時点)
もちろん米国が景気後退入りするとさらに業績は悪化するかもしれませんし、さらに減配の可能性もあります。
しかし、過去の配当利回りは2019年頃までは1%〜3%台。
2020年ごろからは4%程度。
それ以降から大きく配当利回りは高まっています。
元々は緩やかに増配もしている銘柄でした。もし過去のように業績が回復していけば配当も株価の上昇も得られる銘柄かもしれません。
ただし前年度は赤字だったので少し危険とも言える銘柄かもしれません。
ピジョン(7956)
日本株も一つくらいは紹介しておきたいと思います。
育児用品メーカーで哺乳びんは世界シェアトップです。
現在、日本株では超高配当銘柄といえるほどの銘柄は少なくなっています。
しかしピジョンは5%前後を推移している銘柄です。
そして過去5年間の平均配当利回りは3%程度で、今は高水準だと言えます。
今は中国の景気悪化で低迷しています。
中国での利益の割が大きいので株価が下がるのは仕方のないことだと思います。
とはいえ赤字というわけではありません。
しかし、減配することなく配当金を維持してくれています。
株主還元意識は強いと考えられますね。
配当性向は100%を超えていて少し良くないようにも見えますが、キャッシュや流動資産をしっかり持っている企業でもあるのでそこまで心配する必要はないと思います。
ただ、今後もし円高に進んだ場合や中国の更なる景気低迷が進めば減配の可能性も出てくると思います。
今の時点の配当利回りは非常に魅力的ですが、場合によっては超長期的な視点で投資を行う必要があると思います。
まとめ
現在の配当利回りがかなり高い銘柄
- ブリティッシュ アメリカン タバコ
- ボーダフォン グループ
- ベライゾン コミュニケーションズ
- ファイザー
- ウォルグリーン ブーツ アライアンス
- ピジョン
今回は現時点で超高配当になっている銘柄について紹介しました。
多くは海外銘柄なので円安では購入しづらいと感じるかもしれませんが、個人的にはこれらの銘柄はある程度長期で持つべきだと思っており、長期的には円安に進むと考えているので為替はあまり気にしなくて良いかと思っています。
また、今回はあくまでも配当利回りに最も注目をして選んだ銘柄です。
業績も大切なのでそれらのチェックもする必要があります。
ちなみに僕もこれらの銘柄で持っているものはいくつかあります。
ピジョンはNISAでも購入していることは過去の記事で紹介していますね!
とにかく今回伝えたかったのは、『高配当は非効率』とか『配当利回りが高すぎたら危険』という主張が多い中、一概にもそうは言えないよ。
ということを伝えるものです。
前回の記事も同様です。
場合によってはチャンスにもなり得るので高配当すぎるからってスルーせずにチェックしてみるのもいいと思います!
というわけで今と将来の生活を少しでも豊かにする為に一緒にコツコツと資産形成頑張っていきましょう!
ではまた!