この記事では
- 米国株の強さ
について解説していきたいと思います。
それではやっていきましょう!
S&P500の強気相場は5年続く
強気相場に入って2年
2022年の10月12日にベアマーケットの底をついて、S&P500はそこから上昇を始めました。
2024年の10月である今、ちょうど2年ほど経ちましたね。
2022年10月12日はS&P500は3,577ptでした。
そこから上昇を始めて今では5800ptを超えました。
上昇率で言うと60%を超えています。
2年で60%というのは非常に好成績と言っていいでしょう。
しかし、それでも物足りないのが米国株です。
過去のデータでは強気相場はまだまだ続きます。
1950年代以降の米国株(S&P500)の強気相場は
- 平均で5.5年
- 中央値で5年
という長さでした。
そして
- 最大で12.3年
- 最低で1.8年
でした。
かなり長い時と短い時の差があるようです。
短い時も多いので必ずしも5年程度続くわけではないので注意しましょう。
これからリターンは◯倍になる
上で紹介した強気相場の期間についてという点も含めてわかりやすく表にまとめてくれたものがあります。
引用:https://www.isabelnet.com/sp-500-bull-markets/
真ん中の緑色の文字の部分がS&P500が過去の強気相場入りしてからのリターンです。
48%のリターンから582%のリターンとかなり幅は広いですが、
- 平均値で191.6%上昇
- 中央値で114.4%上昇
というのが今までの成績です。
つまり60%の上昇である現状ということを考えると、まだ今回の強気相場の上昇率の2〜3倍は上昇する可能性があると考えられます。
過去の強気相場の成績を見ると、現在の60%〜70%の上昇率というのは比較的低い水準になります。
また、今年は大統領選ということや、年末に向けての期間は上昇しやすいといったようなアノマリーもあります。
もちろんこれらは上昇を約束するものではありません。
今は一歩間違えば景気後退入りする可能性もあるという状況でもありますからね。
景気後退についてはこちらから↓
とはいっても基本的に今までの米国株の歴史を見ると上昇している期間の方が多いというのが事実です。
歴史だけを見ると投資しないよりも投資をしている方が期待値が高いということができますね。
10月から始まる強気相場
強気相場は10月から始まることが多かったようです。
実際に2022年から始まった強気相場も10月からでしたね。
1950年から今までの間で12回の強気相場を経験してきた米国株ですが、そのうちの5回は10月から始まっています。
1年は12ヶ月もあるにもかかわらず40%くらいの確率で10月から始まっているようです。
こうみるとアノマリーというのもあながち無視できないものであるように感じますね。
とは言っても10月にだけ買えばいいかというとそうではないのでそこまで気にする必要はなさそうです。
豆知識でした。
まとめ
- 米国株は2024年10月で強気相場に入ってちょうど2年
- 強気相場が続く期間は平均で5.5年、中央値は5年
- 強気相場の上昇率は平均で191.6%、中央値は114.4%
- 強気相場は10月に始まりやすい
今の強気相場は期間だけを見るとまだ短い
ということで今回は米国株(S&P500)の強気相場について紹介しました。
今はAIバブルだと言われて株価が上昇していく一方で、いつ景気後退になってもおかしくないということも同時に囁かれています。
しかし、市場というものは常に何かしらの不安を抱えているものです。
むしろ全く不安のない状態の方が危険だとも言えます。
なぜなら、全員が強気だとそれ以上株式を買いたいという人が現れないわけですから株価は上がりようがないですよね。
つまりある程度不安や恐怖というものを抱えている方が伸び代があると考えられます。
僕たちはこうした不安や恐怖を抱えながら(リスクを抱えながら)投資を続けることでリターンを得ているわけです。
確かに暴落することもありますが、それを乗り越えて大きなリターンを得ることもできます。
とはいってもそれでも暴落に耐えられなかったり、市場から退場してしまうのであれば、それはリスクの取りすぎです。
現金比率を高めたり、債券などでリスクをコントロールしましょう。
お金のために投資をしているのにその投資に悩まされては本末転倒です。
投資に心を惑わされないくらいのリスクにしましょうね。
というわけで、今と将来の生活を少しでも豊かにするために一緒にコツコツと資産形成を頑張っていきましょう!
ではまた!