この記事では
- S&P500を超える指数
について紹介していきたいと思います!
それではやっていきましょう!
S&P500を超える指数
S&P500イコール・ウェイト
S&P500イコールウェイトとはS&P500と同じ構成銘柄の指数です。
では何が違うのか?
通常のS&P500は時価総額加重平均です。
一方でイコールウェイトは均等加重です。
時価総額加重平均は時価総額が大きな銘柄の構成比率が大きくなります。
均等加重は全ての銘柄の構成比率が同じになります。
投資をするとなったら、
時価総額加重平均の場合は株価が上がっている銘柄に追加投資をして、株価が下がっている銘柄は売っていく。という順張り投資になります。
均等加重は株価が下がっている銘柄に追加投資をする。株価が上がっている銘柄は売っていく。という逆張り投資になります。
株式投資は基本的には順張り投資の方が良い。とされることが多いですが、S&P500のように優良銘柄の詰め合わせのような指数だとこのような逆張り投資も悪くないのかもしれません。
実際にパフォーマンスは良いようです。
具体的なパフォーマンスは後述します。
このイコール・ウェイトは『結局S&P500じゃん。』と思う方もおられるかもしれないので、もう一つS&P500超えを紹介します。
S&P500イコールウェイトはS&P500の均等加重版
Mid cap S&P400
Mid cap S&P400とは米国の中型株400銘柄で構成される指数です。
こちらは時価総額加重平均です。
現在の大型株はテクノロジー株の割合が非常に多くなっていますが、S&P400は製造業や金融株が多くなっています。
イコールウェイトも時価総額の大きなテクノロジー銘柄が少なくなっていることを考えれば構成比率はS&P400に近いといえるかもしれません。
では実際にパフォーマンスはどのような差があるのでしょうか?
上で述べたイコールウェイト、小型株のラッセル2000指数も合わせて見ていきましょう。
引用:https://www.isabelnet.com/indexed-return-of-fangmat-vs-the-field/
1995年以来、パフォーマンスの良い順に並べると
- S&P400
- S&P500イコール・ウェイト
- S&P500
- ラッセル2000
という結果でした。
このように長期的に見ればS&P500を上回っています。
これは面白い結果ですね。
S&P400は中型株400銘柄で構成された時価総額加重平均の指数
最後にまとめと注意点です。
まとめ
S&P500以上のパフォーマンスを出した指数
- S&P500イコール・ウェイト(均等加重のS&P500)
- S&P400(中型株指数)
※1995年以来のパフォーマンスで比較
最もパフォーマンスが良かったのはS&P400でした。
今回はS&P500を上回る指数について紹介しました。
しかし、注意点としてはこれはあくまでもこの期間ではS&P500を上回ったというだけです。
ナスダックもS&P500よりパフォーマンスが良いとよく言われますが、切り取る時期によってはS&P500の方がパフォーマンスは良くなります。
何より実際に最近はGAFAMをはじめとしてエヌビディアなど大型株のパフォーマンスが良かったですよね。
ですが、これらの銘柄も割高と言われています。
バフェットのように割安になっている銘柄を狙っていくと言う意味では中型株やイコール・ウェイトへの投資も面白いかもしれません。
とはいえ、やはり今回紹介した指数は必ずしも今後パフォーマンスが良くなると言う保証はありません。
米国市場において製造業などの調子は良くありませんし、世界的に見ても需要は製造業よりもテクノロジーにあるように思えます。
そうなると割高とはいえ今後もS&P500に軍配が上がる可能性は大いにあります。
投資は自己責任で!
では最後にS&P400やイコール・ウェイトに投資ができる海外ETFを紹介して終わりにします。
S&P500超えに期待のETF
- S&P400に投資ができる米国ETF:『SPMD』
- S&P500イコール・ウェイトに投資ができる米国ETF:『RSP』
それでは今と将来の生活を少しでも豊かにするために一緒にコツコツと資産形成を頑張っていきましょう!
ではまた!