この記事は『高配当株でお金が欲しい』、『高配当株ってどのくらいお金がもらえるの?』というようなことを考えておられる方に向けた記事になります。
- 高配当株ってお得?
- 高配当株ってどのくらいお金がもらえるの?
- 配当金生活をするにはどのくらいのお金が必要?
というような疑問に答えていきたいと思います。
高配当株投資
そもそも高配当ってどのくらいの利回り?
実際にこれだけの配当金があれば高配当!という基準は特にありません。
しかし、一般的には年間4%以上の配当であれば高配当株と呼ばれます。
100万円投資をすれば年間4万円もらうことができます。
どうでしょうか?皆さんは高いと感じれるでしょうか?少ないと感じるでしょうか?
高配当株式ってどんなのがある?
では一体どんな株式が高配当なのでしょうか?
少し紹介していきましょう!
エクソン・モービル
石油などのエネルギー関連の会社です。
配当利回りは4%前後と比較的高く、高配当株と言えるでしょう!
IBM
テクノロジー企業です。
コロナ禍以降、下火のテクノロジー関連株ですが比較的安定しています。
IBMの配当利回りは4〜5%程度と非常に高く設定されています。
フィリップ モリス インターナショナル
フィリップモリスはタバコ関連株です。
日本のJTの配当利回りが高いように、フィリップモリスも配当利回りは5%前後と非常に高く設定されています。
コカ・コーラ
コカ・コーラは皆さんご存知の飲料水メーカーです。
配当利回りは3%前後と比較的低めですが、60年連続で増配しています。
何もしなくても配当金が増えていくのは嬉しいですね。
P&G
P&Gはレノアやボールドファブリーズなどのメーカーで日本でも有名な企業です。
コカ・コーラ同様3%前後の配当利回りですが、65年連続増配と非常に株主にとっては嬉しい成績を残してくれています。
また、株価も右肩上がりでキャピタルゲインも狙うことができます。
花王
私も日本人なので、日本の企業もご紹介!
花王はP&Gと同じく生活雑貨のメーカーでアタックやビオレ、クイックルワイパーなどを作っています。
花王は33年の連続増配で日本1位です。
3%に満たない利回りですが、連続増配が始まった年からこの33年で一株あたりの配当金が約20倍になっています。
高配当ETF
SPYD
- S&P500高配当指数に連動させるETF
- 経費率が0.07%
- 80銘柄に分散投資
- 分配金利回りが3〜4%程度
- 基準価格は40ドル前後
SPYDは比較的購入しやすい価格帯のETFで分配金利回りも非常に高いものです。
分配金を目的に購入するのであれば非常に良いETFだと思います。
一方で、値上がり益を狙うには少し物足りなく感じるETFかもしれません
HDV
- モーニングスター配当フォーカス指数の価格と利回りに連動させるETF
- 経費率が0.08%
- 75銘柄に分散投資
- 分配金利回りは3%〜4%
- 基準価格は100ドル前後
75銘柄に分散投資された上に財務健全性も高い銘柄への投資というのが特徴なので、非常にリスクに強いことが伺えます。
VYM
- FTSEハイディビデンド・イールド・インデックスに連動させるETF
- 経費率は0.06%
- 400銘柄程度に分散投資
- 分配利回りは3%前後
- 基準価格は100ドル程度
投資する銘柄数が圧倒的に多く、リスク分散は十分だと思います。
高配当ETFに分類されますが、分配利回りが少し低めです。その分、基準価格は右肩上がりで値上がり益を狙うことができる銘柄です。
配当金で生活をするにはどのくらいのお金が必要?
生活費はどのくらい?
当然、必要なお金は生活費がどのくらいかかるかによって変わります。
200万円で暮らせる人もいれば、300万円必要な人もいると思います。
もしかしたらもっと少ない金額だったり、もっとたくさん欲しい人もいるでしょう。
今回は仮に生活費が200万円必要だという過程で計算していきましょう。
200万円の配当をもらうにはいくら必要?
高配当株式は年利4%だと仮定します。
5000万円あれば、年間の配当金は200万円です。
しかし、ここから税金が引かれてしまいます。約20%の税金が引かれると、160万円しか手元には残りません。(5,000万円×0.04×0.8)
税金も考慮すると6,250万円が必要になります。
元金×年利×0.08で大体の税引き後の配当金がわかるので計算してみてください!
高配当株式より…
過去の成績からすると、高配当株式よりもS&P500連動の投資信託や全世界、全米株式の方がお金を増やすには効率的です。(年利7%前後あるので)
でも安定的で臨時収入的にお金が入ってくる高配当株式には高配当株式の良さがあります!
高配当株式投資|まとめ
・高配当の基準は年利4%程度
・利回りが高くなくても、連続増配をしている企業も高配当株式と言われる
・高配当株式だけでなく、高配当ETFもある
・高配当ETFは分散投資ができているのでリスクが小さくなる
・高配当ETFでは高配当だけでなく、値上がり益を狙えるものもある
・高配当ETFはSPYD、HDV、VYMがおすすめ
・200万円を手取りで得るには6,250万円必要
今回は高配当株式についてお話しさせていただきました。
4%という配当は高いと感じるでしょうか?低いと感じたでしょうか?
そして200万円を稼ぐには6,250万円が必要です。非常に現実的ではないですね…
まずは再投資でお金自体を増やしていくことが大切です。
副業などで入金力を高めるのも良いと思います。
コツコツとお金を増やして将来少しでも楽に暮らせるように一緒に頑張っていきましょう!
ではまた!