この記事では
- 時間分散のもう一つの視点
について解説していきたいと思います。
それではやっていきましょう!
時間分散の二つの視点
積立投資
まずは時間分散といえば積立投資ですよね!
ドルコスト平均法とも言われます。
例えば
- 1月1日に3万円投資
- 2月1日に3万円投資
- 3月1日に3万円投資
- 4月1日に3万円投資
- 5月1日に3万円投資…………
と毎月でも毎週でもいいですが、定期的に定額で投資をしていくという方法です。
タイミングを分散して安い時も高い時も買って取得価額を平均化していくことができます。
これは多くの人が実際に行っている方法で、多くの人がこれを時間分散だと理解していると思います。
もちろん間違いではありません。
ではもう一つの時間分散の視点とはどのようなものなのでしょうか?
時間分散のもう一つの視点
結論から言うと長期投資です。
積立投資はタイミングを分散するのに対して、
長期投資は『時間をたくさん使う』という意味の時間分散です。
でもよく『長期・積立・分散』と言われますし、積立も長期目線でしてるからいいんじゃないの?って思うかもしれません。
しかし、それは少し違います。
例えば40歳の人が60歳までの20年間積立投資をすると仮定します。
その人が59歳から積み立てた1年分の投資は、その1年間しか運用してないことになります。
つまり全く長期投資ではないわけです。
ということは時間をたくさん使うという時間分散を行うには一括投資をして、それを長期間運用し続ける必要があります。
そして、この時間分散の何が良いのか?というと複利の効果が大きくなることです。
ここで複利について詳しくは書きませんが、わかりやすいところで言うと配当金の再投資による資産の増加も複利の効果ですね。
また、一括投資について実際に積立投資よりもリターンが期待できるというのは過去の記事でも解説しています。
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こうした過去のデータからも一括投資の方が有利であると言うことがわかっています。
注意点
一括投資の方が大きなリターンを得られる可能性は高いです。
しかし、注意点としては
- 確実にリターンが積立投資以上になるわけではない
- 一括投資をして暴落が来ると精神的にきつい
ということが挙げられます。
どちらも当たり前じゃん。と思うようなことですが、実際に経験してみないと軽視してしまいがちです。
なので、過去の記事でも何度も言っていますが、リスク許容度を守って投資をするようにしましょう。
もちろん不安ならタイミング分散の積立投資を淡々と行うのも良い手段の一つです。
まとめ
時間分散投資の2つの視点として
- 積立投資
- 長期一括投資
がある。
- 購入タイミングの分散
- 時間を多く使う
という違い
長期一括投資の方がリターンは高くなる傾向がある
ただし、確実にリターンが高くなるとは限らないので注意が必要
ということで、今回は主に一括投資は怖いなぁと思ってる方にとって少しは一括投資が怖くなくなればいいなと思って書きました。
一括投資でも長期投資さえ行えば時間分散はしっかりできているという考え方ができると思います。
そして実際にリターンが高くなる傾向があることからこの方法は有効であるということが分かると思います。
もともと僕は過去の記事でも『長期・分散・低コスト』が大切だと言ってきました。
つまりあまり積立に関しては重要視していないんです。
余剰資金はとにかく市場にブッ込め!というのが理想的な形です。
とは言っても、さすがにそれはリスク許容度を超えてしまう人が多いと思うので、『余剰資金はできる限り市場に置いておくようにする。』という動きでも十分だと思います。
最後に、これはインデックス投資の場合に当てはまる話です。個別株では当てはまらないのでご注意を。
というわけで今と将来の生活を少しでも豊かにするために一緒にコツコツと資産形成頑張っていきましょう!
ではまた!