この記事では
- 今後のS&P500についての予想
についてまとめていきます。
それではやっていきましょう!
S&P500はどうなる?
現在の割高と言われる理由は下の記事から。
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現在PERは高くなっていて、割高感があるのは確かです。
しかし、根本として企業は利益を高めていくことで株価も上昇していくと考えられます。
株価=PER(株価収益率)×EPS(一株あたり利益)
こうして株価が求められるわけですからEPSが上がりやすいと株価は上がると考えられますね。
では今後のS&P500のEPSはどうなっていくのでしょうか?
モルガン・スタンレーの予測
モルガン・スタンレーは今後のS&P500の構成銘柄のEPSは順調に成長していくという強気な予想をしています。
引用:https://www.isabelnet.com/sp-500-earnings-estimates-2/
来年2025年は269ドル、2026年には297ドルとそれぞれ10%以上の成長になると見ています。
非常に強気ですね。
現在割高だと言われていても、このようにEPSが成長していくことによって割高感は無くなっていくかもしれませんし、もし下落したとしても浅い下落で終える可能性が高くなると思います。
ゴールドマン・サックスの予測
モルガン・スタンレーよりも短期的な予想になりますが、
2025年10月時点でS&P500は6300ポイントになると予測しています。
2025年のEPSは268ドルを予想しています。
EPS予想はモルガン・スタンレーとあまり変わりませんね。
こちらも強気と言えます。
しかし、ゴールドマン・サックスは最近話題にもなっていたので知っている人も多いと思いますが、10年間のパフォーマンスは年率3%程度になると非常に弱気予想をしています。
- 短期では強気
- 長期では弱気
という主張ですね。
LSEG(ロンドン証券取引所)の予測
ロンドン証券取引所も強気です。
EPSは予想は
- 2025年は276〜279ドル程度
- 2026年は300〜317ドル程度
こちらも他の金融機関同様に強気な予想をしています。
トム・リーの予測
トム・リーは基本的には強気な投資家として知られています。
2025年のEPS予想だけになりますが、260〜280ドルを予想しています。
幅は少し広めの予想になりますが、上昇を予想していることには違いありません。
まとめ
- モルガン・スタンレー強気
- ゴールドマン・サックス強気
- LSEG強気
- トム・リー強気
2025年はEPS10%越えの成長を予想しているところがほとんど
今回はいろいろな金融機関や著名投資家の今後のEPS予測をまとめました。
基本的には短期的に強気な予想ばかりでしたが、長期的に見ると弱気なところもありました。
現在の割高感が弱気にさせるところがあると考えられます。
実際にEPSが成長したとしても、このまま株価が上がり続けるのであれば割高感は維持されたままになるでしょう。
そうなるといずれは平均回帰することになり、株価は下がる可能性もあると思います。
しかし、EPSが成長する以上は下落幅は小さい可能性は十分にあります。
また、株価が維持されることでPERが平均回帰する可能性もあります。
つまり、もしこのままEPSが順調に成長を続けるのであれば現在の株価は将来的には安かったという風に見える可能性は低くないわけです。
こうしたことからも超長期の資産形成を考えるなら今の割高感も関係なく積立投資を続ける方が良さそうだと思えますね!
とはいえ、こんな予想を平気で裏切ってくるのが株式市場です。
何度も言っていることではありますが、
強気予想なプロが多いからと言って、その予想に従って強気になりすぎてリスク許容度を超えないようにしましょう。
というわけで今と将来の生活を少しでも良くするために一緒にコツコツと資産形成頑張っていきましょう!
ではまた!