米国株

【未来予測】当たりすぎ!ベナーサイクル

景気後退で暴落かと思ったらトランプ関税…

景気後退懸念も残っていますが、トランプ大統領はすごい影響力ですね

この記事では

  • 暴落の予言『ベナーサイクル』

について紹介していきたいと思います。

それではやっていきましょう!

当たりすぎ!?ベナーサイクル

皆さんの中には知っている方もいるかもしれませんが、ベナーサイクルというものをご存知でしょうか?

まずはどういうものかを説明しておきます。

ベナーサイクルとは?

ベナーサイクル

  • サミュエル・ベナーという農夫が1924年から2059年までの市場サイクルを描いたチャート。

下の画像はそのチャートの実物です。

ベナーサイクル

引用:「ベナーズの予言:将来の価格の上昇と下落」より

次にこのチャートの見方についてです。

左側のA、B、Cのラインにはそれぞれ西暦が書かれています。

そしてA、B、Cのラインに当たる西暦には下のようなことが起こる。と考えられています。

A. パニックの年 – パニックが発生した年および再び発生する年

B. 好況の年 – 好況の年。高値であり、株やあらゆる種類の資産を売る時期

C. 困難な時期、低価格の年 – 困難な時期や低価格の年。この時期には株、角地、商品などを購入し、ブームが好況の年に達するまで保有し、その後売却するのが良い時期

つまりベナーサイクルではCで購入し、Bで売るということになります。

AではBで売っているはずなので株はほとんど持っていない状態になるはずです。

ちなみに西暦以外に細かく数字が書かれていますが、これは年数です。あまり気にせしなくても大丈夫です。西暦さえわかれば問題はないと思います。

またこれらに書かれた西暦はその年の末次点を示しています。

例えばBの一番左の1926年なら『1926年末までは好況で年末に売り。』ということを示しています。

さて、これは1884年に出版された本に書かれたチャートです。

実際にこれは当たっていたのか?

振り返ってみましょう。

【未来予測】ベナーサイクル

パニックになった年(A)は暴落の歴史があるかもしれません。

実際はどうでしょうか?

『A』

  • 1927年:好調だったのでハズレ。世界恐慌は1929年から始まった。
  • 1945年:ここも好調だったのでハズレだが、1946年の頭からは弱気相場入りした。
  • 1965年:ここもハズレだがこちらも1966年には大きく下落。
  • 1981年:確かに下落していた年。だがパニックとまでは言えない下げ方。
  • 1999年:ITバブル。バブルが弾けたのは翌年の2000年。
  • 2019年:2020年にコロナショックで暴落。一方で2019年にはウィルス拡大の兆候は見られていた。

ここから先は未来のこと。

細かいことは省きますが、Bの列は結構当たっていますが、やはり数年のズレが生じることが少なくありません。

『B』

  • 1972年、1980年、1989年、1999年、2007年

これらの年は当たっています。しかし他の年は当たっているとは言いづらいので正解は50%と言ったところでしょうか。

『C』

Cは正直なところそれほど合っていないように思うので省きます笑

まとめ

未来予測!?ベナーサイクル
  • ベナーサイクルとはサミュエル・ベナーが市場サイクルを描いたチャートのこと
  • パニックの年、売り時、買い時を示している
  • 1884年に出版された本に1924年から2059年までの未来予測がされている
  • 予測は当たっていることもあるが、数年のズレが生じることも大きい
  • 上昇確率が高い株式市場の予測としては精度は悪くない
  • 注意点として理論としての根拠は非常に弱い

ベナーサイクルは天体の動きが経済に影響を与えるという仮説がベースになっています。

また、鉄や農業商品の価格変動のサイクルを元に提唱された理論です。

しかし、市場にはさまざまな情報が織り込まれることは皆さんもすでに知っていると思います。

ベナーサイクルは実際に的中させていたり、少しの誤差だったりしますが、やはり理論としてはかなり弱いというのも事実です。

かなり面白いとは個人的には思いますが、過信するものではないと思っています。

あくまでもエンタメ程度に考えていただけたらなと思います。

さて、もしもベナーサイクルを信頼するのであれば2026年末までは好調のはずで、昨今のトランプ関税は特に問題ないのかもしれません。

そして『2026年に売れ』ということをベナーサイクルは言っていることになります。

また、その後2032年まで弱い相場が続くということになります。

しかし6年間も下がり続ける相場はまず確率的に低いでしょう。(成長率が低くなる可能性はありますが…)

なにより、時代はかなり変わっています。

今はSNSの普及やアルゴリズムによる高速取引など、かなり技術が発展しています。

情報は光の速度で世界に広がり、それを瞬時に取り入れ取引が行われます。

スピード感が昔とは桁違いです。

つまり、市場もそれだけ早く移り変わる可能性が高いということです。

実際にコロナショックでの暴落や2024年8月の令和のブラックマンデーなんて呼ばれる急落もかなり立ち直りは早かったです。(逆にアルゴリズムによる急落なんてこともあると思いますが…)

情報の伝達速度の速さによって人々は昔よりも長く同じことに対して不安感を持っていることは少なくなるかもしれません。

ただ、もし過去のようにこのベナーサイクルが今後も予測を次々と的中させるなら、天体の動きが経済に影響を与えるというのもあながち間違いではないのかもしれませんね笑

信じるか信じないかはあなた次第!

というわけで今と将来の生活を少しでも豊かにするために一緒にコツコツと資産形成頑張っていきましょう!

ではまた!

ABOUT ME
お金のないサラリーマン投資家|けい
・投資信託、個別株、仮想通貨を中心に投資中。 ・30歳で資産1000万円 ・主に米国経済についてとことん勉強中 給与と投資による利益で将来の不安の解消と生活の負担の軽減を。あわよくばサイドFIREを目指して奮闘中。

カテゴリー

こちらの記事もおすすめ