この記事は、
- 円安になるのはなぜ?
- 円高になるのはなぜ?
という疑問に答えていきます!
それではやっていきましょう!
円安や円高になる理由
金利差による為替の動き
最近の円安は金利差によって起こっています。
アメリカは金利を上げています。
そして日本は金利が上がらないように抑え込んでいます。
この状況が続くと金利差がどんどん広がってしまいますね。
さて、皆さんはお金を貸すとき、高い金利で貸したいですか?低い金利で貸したいですか?
おそらく多くの人が高い金利でお金を貸したいと考えると思います。0.001%の利子をもらうより3%の利子の方がいいですよね?
ということは、多くの人は金利の高いアメリカにお金を置いておいた方が、日本にお金を置いておくよりも得だからアメリカにお金を動かします。
アメリカにお金を置いておくには日本円をドルに変える必要があります。
つまりドルの需要が上がって円の需要が下がります。
その結果、ドルの価値が上がり、円の価値が下がります。
もちろんこれはアメリカと日本だけの話ではなく、いろんな国で起こり得ることです。
お金は金利の高い国に流れていく傾向があります。
・金利が上がる→通貨の需要が上がる→通貨の価値が上がる
・金利が下がる→通貨の需要が下がる→通貨の価値が下がる
貿易収支
貿易による収支によっても通貨の価値は動きます。
では、二つのパターンを見ていきましょう。(円を軸にアメリカと日本を登場人物として解説します。)
貿易黒字
貿易黒字は日本のものがたくさん売れました。
アメリカは円で売っているものをたくさん買うために円をたくさん準備しなければなりません。
なので、ドルを円に換えます。
つまり円の価値が上がるのです。
貿易赤字
貿易赤字は日本がアメリカのものをたくさん買いました。
日本はアメリカで売っているものをたくさん買うためにドルをたくさん準備する必要があります。
なので、円をドルに換えます。
つまり円の価値が下がります。
このように大きくお金が動く貿易でも為替は変動していきます。
・貿易黒字は通貨の価値が上がる
・貿易赤字は通貨の価値が下がる
まとめ
・金利が上がると通貨の価値が上がる傾向がある(日本の場合は円高)
・金利が下がると通貨の価値が下がる傾向がある(日本の場合は円安)
・貿易黒字の状況では通貨の価値が下がる傾向がある
・貿易赤字の状況では通貨の価値が上がる傾向がある
海外の株や投資信託はどうしても為替の影響を受けます。
もちろん長期投資において、そこまで為替の動きを気にする必要はありません。
しかし、急激な為替の動きによって値動きが激しくなれば狼狽売りになどをしてしまう可能性もあります。
なので、為替が動く理由を知っていれば動揺することもなく、長期投資を冷静に続けられるのではないでしょうか。
今後もコツコツ投資を進めていきましょう!!
今回はここまで!
ではまた!