この記事では、
- 買い時ってわかるの?
- 安くなる時期は?
- どのタイミングで買うべき?
というような疑問に答えていきたいと思います。
買い時はわかるのか?
予測は難しい
買い時の予測は難しいです。
もしも、買い時の予測を正確に行うことができるのであれば、投資信託でもアクティブファンドがインデックスファンドを上回る成績をバンバン出していると思います。
金利の動きなどでどうなるか簡単な予測はできるかもしれませんが、そもそも市場の動きについていくことも難しいと思います。
なので、最も良いタイミングで売買を進めるというのは不可能だと考えておく方が賢明です。
株が安くなる時期
9月が買い時!?
1950年1月から2020年5月までのS&P500平均月次パフォーマンスのグラフです。
この通り、9月はパフォーマンスが最も下がる傾向のある月となっています。
5月から9月の間のパフォーマンスが比較的弱いことから、
『5月に株を売って、10月に市場に戻ってこい』というような格言が米国にはあります。
そのくらい、時期によってパフォーマンスが変わるということが投資家の中では知られています。
この例で言うと、9月は買い場になる可能性が非常に高いと言うことが言えます。
9月を狙うべきか?
確かに9月は値下がりしやすい時期ということは事実です。
それでは、株価が下落しやすい9月を待って、9月になったら株を買うべきか?というと、そういうわけではありません。
例えば3月に株を買うか迷ったとします。
9月になるまで、4月に1.6%、5月に0.2%、6月に0.1%、7月に1.1%上昇します。
8月と9月は、0.1%,0.4%下落しますが、9月まで株の購入を待ってしまうと、4月〜6月までの上昇を逃してしまうことになります。
このグラフの通りの株価の動きをすると仮定するなら、株価がマイナスになる月は2月と8月と9月しかありません。
裏を返すと、ほとんどの月でプラスの動きをしています。
なので、このデータを参考にする場合はは8月や9月でなければ、そこまで時期を考えずに購入して良いと思います。
むしろ、タイミングを狙って時間を無駄にするより、早く購入して複利の効果を少しでも多く享受できるような運用方針の方が勝つ確率は高いです。
結局いつ買うべきか?
実際に買うタイミングで適しているのは、
- 毎月決まった時期に決まった金額の積立投資を行う
- 投資に回せる余剰資金を『今』一括投資をする
この2つだと考えます。
一括投資は株価が値下がりしたときに精神的に耐えられる額にしておく必要があります。
初心者の方には断然積立投資がオススメですね!
まとめ
・株の買い時の予測は非常に難しい
・株価が下がる傾向がある月は2月,8月,9月
・それ以外の月は株価が上がる傾向がある
・最もパフォーマンスが悪いのは9月
・最もパフォーマンスが良いのは4月と11月
・買い時は8月と9月だが、その二つの月を狙って長い時間待つ必要はない
・初心者は一括で投資するよりも積立投資が最もオススメ
今回はS&P500種指数を例に株の買い時について紹介してきました。
実際のところは優秀な指数に投資をすれば良いタイミングを狙うよりも少しでも早く投資をして複利の効果を得る方が強いと考えて良いでしょう。
あまり考えすぎず、でも無茶はしないくらいに慎重にコツコツ投資を頑張っていきましょう!
ではまた!