この記事では
- 高配当・高金利って何%くらい?
- 高配当・高金利はリスクがなんで高いの?
- 高配当に投資してもいいの?
というような疑問に答えていきます。
それではやっていきましょう!
高配当・高金利の基準
高配当・高金利の相場は何%?
結論から言いますと、
3%台〜5%台が高配当・高金利の相場と思っていいでしょう。
6%台を超えてくると少し高すぎるなという印象を持つ投資家の人は少なくないはずです。
1%や2%台のところも自社株買いをしていたり、会社を成長させるための設備投資に積極的だったり、株主優待が充実していたりすると、配当や金利以外でも理想的なリターンを得られる可能性は十分にあります。
高配当・高金利すぎるモノがハイリスクな理由
お金を集めている(借りようとしている)人がいる時、皆さんはどうすればお金を渡してあげようと思いますか?
ただ無償でお金を貸してあげようという人は少ないと思います。
お金を貸すというのは返ってくるか不安なものです。その不安を打ち消してくれるようなリターンがないとお金を貸そうとは考えないというのが普通だと思います。
そしてその不安を打ち消してくれるのが、金利というわけです。
返ってくるか分からないという不安が大きければ大きいほど、金利が大きくないと貸したくないですよね?
例えば、
- 年収600万円の40歳公務員
- 無職の40歳
どちらが安心してお金を貸せますか?
おそらく公務員と答える方がほとんどでしょう。
公務員の方には数%の金利でも貸せるかもしれません。
無職の方には数十%の金利があってようやく貸せるかもしれません
金利が高くなるというのはこのようにリスクを感じるからです。
株の配当も近い考え方で、多くの配当を出さないと出資してくれる人がいない(会社にお金を出すほどの価値を見出してもらえない)と考えて配当金を高くする場合があります。
10%を超える投資商品などもたまに見ますが、金利などのパーセンテージだけで飛びつくのは危険です。
よく調べて、細心の注意を払いつつ、自分が納得できるものにだけ投資をするようにしましょう。
高配当株は投資しても良いのか?
高配当株への投資について
まず、高配当株(3〜5%台)に投資をすることは問題ないですし、そこを狙っている投資家はたくさんいます。
6%を超えるものでも全てが悪いとは言い切れません。
日本の有名企業(JTや日本郵船)でも6%以上や10%超えの株式もあります。ただ、業績などをしっかり分析して投資をする必要はあると思います。
また、その高い配当金が長く続くとは限りません。
いつ減配などが起きてもおかしくないと覚悟をしておく必要があります。
高金利の債券などについて
債券は基本的に株式よりもリスクが低い商品です。なので、国債などでは10%を超える商品はまずありません。
ですが、クラウドファンディング(ソーシャルレンディング)などでの10%超えの商品は意外と多くあったりします。そういうものは正直に言うとおすすめできません。
『貸倒れの過去はありません!』などをアピールしているところもありますが、そもそも会社の歴史が浅かったり、実績としてイマイチなものが多いです。
中には詐欺をしている会社もあります。
信頼できるかはしっかり精査する必要がありますね。
オススメの高配当ETF
高配当を狙うにあたって、比較的おすすめなのが高配当ETFです。
投資信託だと強制的に分配金を再配当するしか選べないものもあるので、あえてETFと言わせて頂きました。
- HDV
- SPYD
- VYM
など分散もしっかりされていて非常にリスクが抑えられています。
中でもSPYDは利回りが4%前後と高配当株ETFでは高めの水準となっています。
VYMは経費率が低いなどそれぞれ特徴がありますが、どれもおすすめできる高配当ETFです。
まとめ
・高配当や高金利は一般的には3〜5%台のものを指すことが多い
・金利が高いのは貸す相手の信用が低いから
・配当が高いのは配当を高くしないとお金が集まらないから
・株主還元に力を入れて配当が高いと言うパターンもある
・あまりに高いリターンは詐欺の可能性も疑う必要がある
・VYMやSPYD、HDVなどリスク分散もしっかりできている高配当ETFはオススメ
今回は高配当すぎるものはリスクもあるものとして認識すべきだということについて紹介しました。
投資は高配当と言っても一気にお金が増えることはありません。
長い時間をかけてお金を増やしていくものです。
もし一気にお金を増やしたいと言う場合は事業などで成功をするか、どうにか入金力を爆発的に高めて一気に投資をする他ありません。
多くの人にとって、投資は将来への備え、あるいは生活を少し助けてくれるものでしかありません。
焦らず、一緒にゆっくりと資産形成をしていきましょう!
ではまた!!