この記事ではインデックス投資について
- 下落傾向の時は買わない方がいい?
- 売ってしまうべき?
- 下落相場での立ち向かい方
などの疑問に答えていきたいと思います。
下落相場に株は買うべきか?
下落はチャンス?
当然ですが、下落相場は株価が下がっている状況です。
つまり、安くなっている状況ですね。
自分が持っている株が安くなると悲しい気持ちはわかります。
しかし、自分が持っていない株が下がっていると割安か?と考えることも難しくないはず。
皆さんがインデックスファンドを購入したとき、おそらくほとんどの人が長期投資で運用しようと考えて購入したと思います。
すでに分散投資されて、リスクが軽減され、なおかつ長期投資を目的にしているインデックスファンドにおいて、暴落は大チャンスです。
積立投資をしている方は、この暴落のタイミングで買うことをやめてしまうと、大した資産形成ができないと思います。
暴落から逃げずに立ち向かった人が資産形成を成功させることができます。
見づらいですが、2008年のリーマンショックでも株価は急落し、しばらく停滞しています。
そんなことがあった米国市場でもS&P連動のETFであるVOOなどは年平均リターンが10%を超えた成績を残しています。
不況と言われる時期に割安で多く購入した株式や投資信託は数年後、数十年後に大きく値を上げて資産を爆増させることとなります。
下落時にはこういった分散の効いたコアとなる米国を網羅するETFであるVOOやVTI、もしくはVTのような全世界株式ETFなどは買い続けることをオススメします。
個別株は注意
個別株などへの投資についてはETFと比べて注意が必要です。
まずしっかりとした分析をして、その時の状況を理解しなければなりません。
冷静に投資をするには、なぜ株価が下がったか?なぜ株価が上がったか?を理解しておく必要があります。
個別株の場合は、投資先が倒産して投資金が全額なくなると言うこともETFなどに比べてかなり確率が高くなります。
株価が下がった理由によっては冷静に投資を続けることができますし、場合によっては損切りすることもできます。
しかし、暴落理由がわからない時は焦って狼狽売りしたり、根拠のない自信でホールドしてしまうかもしれません。
そのため、下落はチャンスとは言えないパターンもたくさんあるので要注意です。
売ってしまうべきタイミングは?
リタイアした時
もう人生の終盤に差し掛かったという時は売るべきタイミングと言えます。
お金は使うためにありますし、死ぬ前に一番お金持ちになったところで嬉しくありませんよね。
株価が最高値の時
当然うるなら最高値がいいですよね。ただし、このタイミングを読むことは難しすぎます。と言うより不可能だと思った方がいいです。
相場の格言に『もうはまだなり、まだはもうなり』というものがあります。
もうここが底値・高値かと思うと、更なる上昇・下落があり、まだ底値・高値じゃないと思うとそこが底値・高値だったり。
相場は予想できないことの例えとして使われる格言で、これは本当にその通りです。
また、高値で売るとしても、やはり下落時など安い価格で購入していないとなかなか資産が増えません。もしくはやはり長期で投資をする必要があります。
これから金利が上がる時・QTが始まる時など
FRBなどが金利の引上げやQT(中央銀行の資産圧縮)の開始などがアナウンスされたときは株価の下落が始まります。
これは歴史的に見ても金利が上がると株価は下がり、規模の大きなQTが始まると株価が下がっています。
金利やQTはあくまで一例ですが、売るタイミングを狙う場合、歴史的に〇〇すると株価が下がるという傾向は意識してみておく必要があります。
下落相場での立ち向かい方
インデックスファンドをひたすら積立
これが最も安定した立ち向かい方です。そして下落時に積み立てることこそ資産を増やす効率的な方法です。
全世界でも全米でもS&P500でも良いです。広く分散されたインデックスファンドに投資をしましょう。
すでに投資をしているなら、下落していても上昇していても無心で積立をすることが大切です。
長期で分散した投資は複利の効果でいつか大きく資産を成長させてくれるでしょう。
ポートフォリオの見直し
下落相場に不安があるなら、もしかすると積立額やポートフォリオに問題があるかもしれません。
もし月5万円の積立がきついなら3万円に3万円がきついなら2万円に。など自分に合った金額の積み立てを行いましょう。
また、ポートフォリオが株式100%で株価の上下が気になる場合は株式50%債券50%などリスクの低い資産をポートフォリオに組み込むことで不安を払拭しましょう。
間違っても全ての資産を売却して現金(円)だけにするのは避けましょう。
まとめ
・下落時は株のバーゲンセールであることを知ることが大切
・インデックスファンドのような長期分散投資は下落時に買い向かってこそ効果が高い
・個別株は下落時に投資をする場合は注意が必要(必ずしも買い場ではない)
・積立投資は下落時に続けることで資産を大きく増やすことができる
・積立投資を辞めるときはリタイア後などのタイミング以外では基本的にはあまりない
・下落相場がきつい、辛いと感じた場合は投資金額やポートフォリオの中身がリスクを取りすぎていないかをチェックした方が良い
今回は下落時に買い向かってこそ資産をふやうことができるというお話をしました。
実際に自分が保有している資産の価値が下がるときは気分が萎えてしまうかもしれませんが、暴落は誰もが経験するものだと思って落ち着いて資産形成を続けましょう。
また、積立投資などもめげずに淡々と続けることが大切です!
ではまた!