この記事では
- 人気のインデックスファンドの投資先ってどんなところ?
- どんな傾向がある?
というような疑問に答えていきたいと思います。
人気インデックスファンドが投資する株はどんなもの?
S&P500連動インデックス
まずは、SBI・V・S&P500インデックスファンドの現時点の中身です!
セクターで言うと情報技術(IT)の割合が多いです。成長力が強いセクターではありますが、その分下落相場には弱いです。
その分、一般消費財やヘルスケアは比較的安定的なセクターです。
次は上位銘柄です。(TOP10)
やはりGAFAMが強い…のは間違いないのですが、メタ(facebook)がありませんね。今年の下落相場でかなりの下落をしてしまいTOP10からは外れてしまいました。(S&P500からは外れていません。)
S&P500種指数は時価総額加重平均型株価指数です。
どういうことかというと、企業の時価総額(株価×株式発行枚数)に応じてS&P500の中でどのくらいが占めるかを決めています。
つまりTOP10の中でも最も比率の大きなアップルは時価総額がとても大きいと言うことです。逆に言うと時価総額が大きいから大きな割合を占めています。
時価総額が小さくなればメタ(facebook)のように割合が少しづつ小さくなります。
このように弱くなっている銘柄の割合は自動的に小さくなっていくので細かいポートフォリオの調整をしなくて良いので楽ですね!
全世界株式(オールカントリー)
次はeMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)を見ていきましょう!
こちらも時価総額平均型です。中身は圧倒的にアメリカの割合が大きいですね。
しかし、全世界株式への投資はアメリカ以外に投資をしているのも事実です。万が一アメリカが力を無くしていった場合はその代わりに強くなった国への投資割合が高くなります。
もちろんセクターの割合も状況によって変化します。
このように、国、セクターなどさまざまな視点でリスク分散ができます。
全世界株式への投資はリスク分散が非常に優れています。
株式投資は損をして怖いという印象を持っている日本人には向いている投資商品かもしれませんね。
次は組入銘柄です。アメリカへの投資割合が多い現在では、やはり米国株が大半を占めています。
こうしたことから、全世界株式への投資も米国株のみのS&P500などへの投資もそれほどリスクは変わらない!と言う声もあります。
しかし、先程述べたようにアメリカが未来永劫世界のトップという保証はありません。
なので、そうしたリスクが気になる場合は全世界株式は非常におすすめです。
今の傾向は米国株
米国株の優良株
全世界株式にもS&P500もとても人気な投資先です。
全世界株式の中身も約6割が米国株と投資信託の傾向としては米国株中心となっています。
そして、その中でも組入上位10銘柄というのはとても力のある銘柄ばかりで、もし、これらの銘柄が弱くなっても自動的に中身が調整されて次の強い銘柄がTOP10に名を連ねます。
S&P500と全世界株式を選ぶ基準としては、
- S&P500は過去の成績を見ると全世界株式を上回っている
- 全世界株式はS&P500よりもリスク分散の点で優れている
この二つを軸に考えると良いでしょう。
リスクかリターンかという点ですが、これに関してはどちらが間違っているということではありません。
自分のリスク許容度や投資スタイルに合わせたものを選ぶと良いでしょう。
まとめ
・人気の投資信託は米国株が含まれているものが多い
・全世界株式(オールカントリー)も約6割が米国株式
・S&P500や全世界株式の投資信託は時価総額平均型
・S&P500は過去のデータを見ても成長力が強い
・全世界株式は成長力はS&P500には劣るが、リスク分散に優れている
・どちらが良いかというと人それぞれ。リターンを取るかリスク分散をとるか。
今回は人気な二つの投資信託についてご紹介しました。
とりあえずで投資をしても結果は出るであろう銘柄ですが、自分が投資をするものについては理解をしておくことが大切です。
納得していない投資をすると暴落にメンタルが耐えられないこともあり得ます。
納得した投資をコツコツ共に頑張っていきましょう!
ではまた!