この記事では
- インデックス投資の成績
- 高配当ETFの成績
この2つを比較して解説していきたいと思います。
そして、その結果を今後の投資の参考にしていただけると幸いです。
インデックス投資の成績
S&P500
インデックスの代表といえばS&P500!
2022年は-19.95%。
という印象もあると思いますが、今年は完全に弱かったです。
アップルやグーグルなど時価総額が大きな銘柄がIT系ということもあって、
今のインデックスにはIT系の株が多く含まれています。
そして、そのIT系が今年総崩れでした。(政策金利引き上げが大きな原因)
S&P500は2023年は金利がある程度落ち着くことで少し上がると予想しています。
全世界株式(VT)
全世界株式もかなり弱い相場でした。
ちなみに上のチャートはVTのものです。
2022年は-20.23%。
そもそも全世界株式も米国の株式の割合が多く、また、S&P500と同様にIT系が多いです。
その結果、S&Pと同様に今年の相場は弱くなってしまいました。
世界中で金利が引き上げられたので米国株以外も弱かったです。
また、中国株の割合もそれなりに多いのでゼロコロナ政策もあり厳しい一年でしたね。
とはいえ、弱気相場は永遠に続くことはないはずです。
こちらも2023年は上昇すると予想しています。
高配当株式のETF
VYM
VYMは米国高配当株400銘柄に投資するETFです。
2022年は-3.93%。
生活必需品やヘルスケアなど下落に強いセクターが多いです。
また、高配当ETFの中でも分散もよく効いています。
しかし、それでもマイナスなのは米国相場が全体的にマイナスだったからです。
とはいえ、2022年は約4%のマイナスと、S&P500などと比べてると負けをかなり抑えられています。
HDV
HDVは財務状態が健全で、配当を支払っている企業75銘柄への分散投資するETFです。
2022年は+3.01%。
非常に良い銘柄に投資をしているETFなので良い成績ですね。
と言いたいところですが、HDVはエネルギーセクターの割合が多いETFです。
今年はエネルギーが強い年でした。
また下落に強いヘルスケアなども多く含まれているので、HDVはプラスで2022年を終えることができました。
配当も高いETFなので2022年にHDVにガッツリ投資をした人はかなり勝てた一年だったと思います。
SPYD
S&P500に含まれるとにかく配当利回りが高い約80銘柄に分散投資。
エネルギー株も少なめで、S&P500に含まれる銘柄ということもあり、S&P同様、高配当ETFの中でもあまり良い成績ではありませんでした。
2022年は-6.63%。
しかし、それでもマイナス6.6%程度とS&P500の3分の1程度の下げ幅です。
また、分配金が高いETFなので分配金を考慮すると、かなり小さなマイナスで収まっています。
まとめ
・米国のインデックスは2022年大きくやられた
・S&P500も全世界株式も20%前後の下げ
・人気高配当ETFである『VYM』、『SPYD』は今年の相場でも下げ幅はマイナス1桁%でした。
・『HDV』はプラス3%程度で今年の相場でもプラスで終えることができた。
・『HDV』がプラスで終えたのはエネルギー株が多く含まれているから
・2022年はバリュー株の年
高配当ETFとS&P500などの指数では含まれている銘柄がかなり異なります。
その結果、HDVなどが良い成績を残すことができています。
特にこの結果は政策金利の影響が大きかったと言えます。
しかし、2023年には利上げが終わり、利下げが始まるという予想もされているので、また大きく相場が動く年になるのではないかなと思います。
2022年で損をした人はかなり多いと思いますが、そこで狼狽売りをして市場から降りるのは非常に勿体無いです。
市場から降りる時は、勝って降りられるようにしたいですね。
2023年もコツコツ投資をして、今と未来の生活を豊かにしていけるように共に頑張っていきましょう!
ではまた!